2024.06.13喉を開く、通る声を作るトレーニング
話し声でお悩みの方は実は多い!ボイトレで話し声を改善しましょう!
今回は話し声のトレーニング方法について解説していきます
何を隠そう、僕自身も話し声にとてつもなくコンプレックス(今もあるが…)、悩みを持っていました。
声が通らない、すぐに枯れる、常に喉に違和感がある、挙げればキリがないほど。
そんな過去を克服できた僕だからこそ、みなさんのお悩みに寄り添えると思っています。
ジウコトモニタ(谷本恒治) クリアボイスミュージックスクール代表 数多くのプロミュージシャンのボイストレーニングを担当し、 TVなどでも紹介される。 発声のメカニズムなど確かな知識に基づいた的確な指導で、 現在も全国各地から受講生が集まっている。 |
この記事で分かること
・ボイトレの魅力
・ボイトレに通うメリット
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話し声の改善ポイントはたった二つ
呼吸を深く
日本語という言語は英語に比べるとほとんど息を使いません。
当然、息をそんなに使わなくていい言語であれば、声を発する前にもそれほどたくさん息を吸う必要もなくなります。
ましてや昨今のIT文化によって、対話の場面も減ってきています。パソコンに向かいっぱなしだと無意識に呼吸は浅くなります。
この呼吸の浅さが首の筋肉(胸鎖乳突筋)のこわばりを生みます。
胸鎖乳突筋は発声に直接関わる筋肉ではありませんが、呼吸に大きな影響を及ぼす部位です。
日頃から深い呼吸を心がけるのと同時に、しっかりと胸郭を広げて息を吸えるように、姿勢も気を付けるようにしてみましょう。
声帯のコントロール
声帯の筋力が弱い、という人は基本的に存在しません。
ただ、やはりあまり使っていないと筋肉の反応は鈍くなってしまいます。
声帯に関わる筋肉は以下です。
・声帯筋…左右の声帯が触れ合う部分。声に張りを持たせます
・甲状披裂筋…声帯を収縮させ、張りとゆとりを作ります
・輪状甲状筋…声帯を伸展させ、音程をコントロールします
・外側輪状披裂筋…披裂軟骨を内転させることで左右の声帯を近づけます
・横/斜披裂筋…左右の披裂軟骨を近づけることで左右の声帯を近づけます
・後輪状披裂筋…披裂軟骨を外転させ、左右の声帯を遠ざけます
これらをしっかり使うトレーニングをおこなう必要があります。
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さらに付随する筋肉も鍛えよう
喉頭を動かす筋肉
男性でいうと喉仏がある部分です(女性もありますが)。
この大きな軟骨を上げたり下げたりする筋肉も会話だけでなく生きていく上でとても重要な筋肉です。
・喉頭を下げる筋肉…胸骨甲状筋/舌骨筋
・喉頭を上げる筋肉…披裂喉頭蓋筋
※喉頭を上げる筋肉は発声によくない動きをするものもあります。ですので音色のコントロールを含め、必要な筋肉のみ紹介しています
呼吸を補助する筋肉
さきほど「深い呼吸が不可欠」というお話をしました。
その深い呼吸に必要な「呼吸補助筋」を解説しておきます
・広背筋/脊柱起立筋群…胸郭が広がることで得た空気をキープするのに使います
・腹直筋/腹斜筋/腹横筋…呼気に勢い(スピード)をつけるために使います
良い声は良い呼吸から、これが鉄則です。
しっかり吸えても、それを活用できなければ意味がありません。
ただ、お腹の筋肉は笑う、重い物を持ち上げる、などなど、とにかくよく使っているのでそれほど気にする必要はありません。
特に背中の力を意識するように心がけましょう。
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具体的なトレーニング方法
呼吸のトレーニング
慣れないうちはとても大変ですが頑張ってみましょう。
まずは胸鎖乳突筋のトレーニング。
イーっと口角を横に広げます。その際に首を筋ばらせるというか、広角から首の筋肉を引っ張るような感じです。
発音的には「ウィッ」と弾みをつけると上手くいくでしょう(声を出さなくてもOKです)
次に呼吸筋、呼吸補助筋のトレーニングです。
肋骨を外側に広げ、背中の筋肉でそれをキープします。
その状態で「ドッグブレス」という、犬のハッハッハッ、という息の使い方をおこないます。
さらに強力なブレストレーニングです。
声帯のトレーニング
実はトレーニングというほどのものでもないんですが、“使い慣れる”という意味合いでおこなうとよいでしょう。
これには「グロータルオンセット(Glottal Onset)」というトレーニング方法を使います。
簡単に言うと声門を閉じた状態で発音の準備をする、ということです。
「アッ」とか「ンッ」とかいう発音です。
短く小刻みに「ア、ア、ア、ア、ア、」というと呼気とのバランスも整い、とても効果的なトレーニングです。
さらにボーカルフライ(エッジボイス)のトレーニングも声帯と息のコントロールに効果的ですが、やりすぎ注意です。
参考までに↓
そもそもグズるのがムズいかも知れませんが…
目的としては声門下圧を抑えることで声帯をくっつきやすくする、という感じなので、それを意識してやってくださいまし。上手くいかない人は独学で拗らさずにレッスンへ↓https://t.co/F3WJMWdgS1 pic.twitter.com/iml8UAj2oi
— 大阪ボイトレ クリアボイス (@clearvoicemusic) May 22, 2024
滑舌トレーニング
「滑舌がよくない」という方のほとんどの原因が、息の流れがスムーズではないことで、ベロ筋の問題でもないケースが多いです。
スムーズな息の流れと滑らかな舌の動きを手に入れるために「カカカカカ」「タタタタタ」「サササササ」など、早口で言うトレーニングを行いましょう。
滑舌は結局息の使い方です。
ベロ筋の問題もありますが、息の使い方がよくないとベロで補おうと力が入ります。滑舌よくしたい方は↓https://t.co/F3WJMWdgS1 pic.twitter.com/K6FtH1HAen
— 大阪ボイトレ クリアボイス (@clearvoicemusic) June 5, 2024
喉頭を動かすトレーニング
どちらかというと喉を上げる筋肉は日頃使っている(ゴクンという動き)ので、主に引き下げるトレーニングを行うとよいかと思います。
こちらの記事でも紹介していますのでご参考に。
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まとめ
話し声の改善、通る声を作るには…
呼吸のトレーニング
声帯のトレーニング
滑舌のトレーニング
喉頭を動かすトレーニング
さらに具体的には書籍にて紹介しております(トレーニング動画つき)
Amazon Kindle Unlimitedでもご覧いただけますので是非チェックしてみてください。
上手くいかない方は迷わずレッスンまたは通信講座をご活用ください。
我流でトレーニングしすぎて発声障害を引き起こす方も大多数いらっしゃいます。
拗らせる前にプロの指導を。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
是非他の記事もご覧ください。
また、レッスンのお申込みも随時おこなっております。
ボイトレ通信講座[ジウ研ゼミ]でも発声のお悩み相談を受け付けております。
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クリアボイスミュージックスクール
講師 ジウコトモニタ
☎ フリーダイヤル 0120-103-326
(受付時間13:00~21:00、レッスン中は出られない場合もございます。ご了承ください)
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