2020.06.11ミックスボイストレーニング
エッジボイスからミックスボイスを見つける-高音開発トレーニング
ミックスボイスが上手く出せない!
地声と裏声が切り替わってしまう!
そんなお悩みを抱えてこの記事に辿り着いていただけたのではなかろうか。
あざす!
ミックスボイスの練習をしこたまやるんだけど、イマイチ感覚が掴めない。
地声っぽいのか裏声っぽいのか、どっちの感覚に近いのか分からない。
あ、
そもそも、偶然ここに辿り着いて、
「は?み、みっくすぼいす??」
という方は、先にコチラをお読みください。
あ、申し遅れました。
私、大阪は梅田のボイトレスクール、クリアボイスミュージックスクールの三流ボイストレーナー、谷本恒治ことジウコトモニタです。
ミックスボイスの前提として、裏声が出せること、コレ、必須です。
裏声で出せない高さは、当然地声でもミックスでも出せません!
なので、まずはベーシックに、裏声(高音)から地声(低音)に返ってくる練習をやってみることをオススメします。
(「フー」とか「ホー」とかで、雄たけびを上げるような感じで)
これでクリア出来なかった方、あるいは、クリアできたけど、どうも全体的に芯のない声だと感じる方は、低音から上がっていくトレーニングを行ってみましょう。
そこで登場するのが、
エッジボイス(ボーカルフライ)
それでは、エッジボイスの出し方から練習方法まで解説していきます。
エッジボイスからミックスを作る練習(数字をクリックするとジャンプします)
STEP1.エッジボイスが出せない人はここから
・地声を限界まで下げていく
・どうしても上手くいかない人は短く出してみる
STEP2.鼻腔共鳴を使ってみる
・ハミングでエッジボイスを鳴らす
・「ア」を「ン」にする
STEP3.エッジからヘッドボイスへ
・じわじわ音程を変えてみる
・「引っかかり」を残してヘッドボイスへ
4.最後に
STEP1.エッジボイスが出せない人はここから
・地声を限界まで下げていく
意外と少なくないと思います。
「エッジボイスが出せない!」
という方。
何を隠そう、僕も超苦手でした。
どうしても喉を締めてしまったり、すぐに喉が痛くなったりしていました。
また、喉が痛くなったらすぐに練習を中止し、「また後日…」という風におこなってください。
そういった方に、比較的簡単なエッジボイスを出せる方法があります。
それがタイトルにある、「地声を限界まで下げる」という方法。
まずは、日常会話くらいの高さで「あ~」と出してみてください。
そのまま徐々に音程を下げていきます。
「もうこれ以上音程を下げられない…」
というところまで下げてみましょう。
どうでしょう?
何やら
ジリジリジリ…
おいう音が出てきませんか?
そう、それがエッジボイスです。
上手く出ない方は何度も繰り返しこの練習をしてみましょう。
出来るだけ少ない息で、喉には力が入らないようにすることがポイントです。
・どうしても上手く行かない人は短く出してみる
それでも上手くいかない!という人は、もしかしたら息が強すぎるかも分かりません。
そういった場合は、短く、
「あ…、あ…、あ…、」
と出してみてください。
何か思い出した時の「あ」みたいな。
その際、「あ」と発音する前に、軽く息を止めます。
息を止める(重たいものを持ち上げる時など)と、声帯はピトっとくっつきます。
その状態から、一瞬声帯を開けて、またすぐ閉じる、という動きです。
これを繰り返すことで、声帯がどこにあるのか、声帯が閉じているか開いているかの感覚が分かってくると思います。
その感覚が掴めたら、声帯を閉じながら、必要最小限の息を吐くことで、エッジボイスを伸ばせるようになってくると思います。
STEP2.鼻腔共鳴を使ってみる
・ハミングでエッジボイスを鳴らす
ハミングとは、口を閉じて鼻歌を歌う時に使うような「ンー」という声です。
ポイントは「フンー」ではなく「ンー」です。
「フンー」になるとエッジボイスは出せないので要注意。
この「ンー」というハミングで、エッジボイスを鳴らしてみましょう。
要領は同じです。
声帯を閉じて、最小限の息、です。
・「ア」を「ン」にする
勘のいい方は気づいたことがあるのでは?
「あー」とやったエッジボイスでは喉の奥で
「ンー」とやったエッジボイスは鼻の奥で
鳴っている感覚があったと思います。
(この“感覚”が大事)
では、今度は、「アー」のエッジボイスを鳴らしながら、その音を鼻の奥の方へ移動させてみましょう。
「アーーーーーンーーーー」
と音が変化したら成功。
ただし、「ンー」にする時に、口を閉じたり、ベロで上あごを閉じたりせず、「ア」の口腔が開いた状態で言えること。
これが高音発声に非常に重要になります。
STEP3.エッジからヘッドボイスへ
・じわじわ音程を変えてみる
今度はそれに音程を付けてみましょう。
最初はなかなか難しいですが、普通に地声の音程を変える感覚で大丈夫です。
なので、音程を変えると地声に戻ってしまってもOK。
それを徐々にエッジボイスを残せるように繰り返し練習しましょう。
音程を上げていくにつれて、「ンー」のポジションに移動していく感覚があればさらに○。
・「引っかかり」を残してヘッドボイスへ
いよいよエッジボイス卒業検定です。
低音でエッジボイスを出して、徐々に音程を上げていき、一気にヘッドボイスへ移行してみましょう。
エッジボイスで「引っかかり」(声帯閉鎖)を作り、それを残しつつヘッドボイスを発声するという感じです。
ここでも、声は小さくてもいいので、息を吐きすぎず行うことが重要です。
息を吐きすぎることで、声が裏返る原因にもなるので、少ない息で「引っかかり」のあるヘッドボイスを目指します。
4.最後に
上手くいきましたでしょうか?
冒頭にも書きましたが、エッジボイスは得意不得意があったり、初めは苦労する方も多いと思いますが、根気よく続けることで、芯のあるミックスボイス、ヘッドボイスを見つけていただければ幸いです。
また、失敗すると締め付けが強くなってしまうリスクもないこともないので、時々裏声からミックスボイスを見つける練習を入れるなど、バランスよくおこなってください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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