2019.04.06trainer's column
ミックスボイスと発音の密な関係
こんにちは。
大阪梅田のボイストレーニングスクール、クリアボイスミュージックスクールの谷本恒治ことジウコトモニタです。
時々聞かれるこの質問。
「ミックスボイスってどんな感覚ですか?」
ん~…ディフィカルト。
あくまでも“感覚”なんで、あまり「こう!」って名言したくないところなんよなあ。。
あくまでも「地声ではない」という感覚から、ベースはヘッドボイスやでと言う表現をしていて、間違って伝わってしまった経験があるので…
「鳴らそうとしてないのに鳴ってる感覚かな」
って言い方をしたりしてるかな。
「地声を出してる感覚ではないけど、裏声っぽいトーンでもないし…」
やったら、「そのままやんけ!」
となるので…
まあ、上もあんま変わらんか…
男子で言う、いわゆる1stBridge、E4~G4辺りを「地声でもなく裏声でもなく…」という感じではなく、もうC3からすでにThe・地声!を使ってる意識はないです。
というか、The・裏声!は意図的に使う(ワタリドリのトップのhiEとか)ことはあっても、意図的に地声を使うことがないです。
あくまでも個人的な感覚なので、他のボイストレーナーさんが何と言うかは分かりません。
実際に今、ボイトレを受けられている方は、このブログはあくまでも「へ~」にとどめておき、今習っている先生の言うことを聞きましょう。
元々声帯がそんなに強い方ではないというのもありますが…
「低い声は“地声”、高い声は“裏声”、じゃなくて、“低い声”、“高い声”です」
と言ったりはするかな…
まあ、結局のところ、自分の師匠の教えに戻るワケで…
で、本題。
「ミックスボイスと発音の密な関係」について。
何やらいかがわしいニオイがプンプンしますね~…
「密なカンケイ…」
はしたない!
コホン。
また別の記事に詳しく声帯の仕組みについては触れているので、ソチラを参照していただきながら…
一応、あっち見たりこっち見たりできるように、別タブで開くようにしてます。
で、見ていただければお分かりいただけるように、声帯を強く閉じるのではなく、声帯が開きにくくしてやれれば、自然とTAを使ったミックス、ヘッドに以降できるんです。
そして、空気を押し出さずに上手く使ってやるのに大事なのが子音の発音。
英語圏の人が歌が上手いのは、深い所が鳴りやすいイントネーション(なんかうまいこと言えないんですが、めちゃくちゃ流暢に英語を話す日本人でも、やっぱりネイティブとは響かせ方が元々違うらしいです)と、子音と母音が分かれていることだと思うんです。
日本語で「あ」と発音すると、特に僕みたいなコテコテの関西人は、ビミョウに「あぁ」って、母音を押す発音の仕方をしてます。
誰かに「“あ”って言ってみて?」と言って、「アッ!」って短く切る人はまずいないんじゃなかろうか…
「カ」だと、「かぁ」という感じ。
でも、ガイコクジンって、「k a」と発音します。
特にこの無声子音という発音(k,s,t,h,p)は、まず、声帯が閉じていない状態でしっかりと息の流れ(kの発音)を作ってから、声帯が合わさりにいく(aの発音)動きをします。
なので、母音を押し出す動き(=声帯に必要以上の力が入る動き、すでに鳴っているのに、まだ鳴らしに行こうとする動きというか…)をしにくいんです。
これを使わない手はない。
随分前に、Umi先生が、「外国人のカタコト日本語風に歌う」みたいな動画をUPしてるので、参考に。
ただ、こちらは表現テクニック的な意味合いでやっておりますが…発音の参考にはなるので…
“ボイストレウミング”、長いことやってないなあ…
イッツパワハラ。
ようは子音というのは(有声、無声関わらず)、一度空気が流れにくい状態を作って、その反動で空気圧を作るというような役割をしてくれるので(息が流れるとどうなるかは上記の参照記事にて)、子音の発音をしっかり意識するだけで、声帯は振動しやすくなる。
つまり、無理に声帯を固めにいかなくて済む。
すなわち、スムーズにミックス、ヘッド、と移行しやすくなる。
いわゆる…
もうええか…
そんなことを、東進ハイスクールのCM風にツイッターでやってみましたので、参考にしていただければ。
割かし、プル(音程が上がるにつれて力任せに張り上げてしまう)の人にも、ライトチェスト(地声が軽い)、ファルセット、フリップ(ブリッジでガクガクなる)の人にも通ずるところではないかと思われます。
これ、質問とか受けれたらいいのになあ…
ブログにそんな機能あるんかな…
何かございましたら、ツイッターのDMでもYouTubeのコメントでも、メールでもくださいませ。
あ、そんな人気ないか…
オカンしか見てないか…
クリアボイスミュージックスクール
谷本 恒治
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