2022.08.24trainer's column
【ボイトレ選びで失敗しない】ボイストレーニング最強マニュアル!
ボイトレボイトレっていうけど、一体どこをどんな風にトレーニングするの?
正直、ここが分かっていないとトレーニングしようがないです。
もちろん、ボイトレスクールに行っても、正解が分かっていなければ担当のトレーナーが饒舌であればそれを妄信してしまいますよね。
と、モヤモヤした状態のまま、何の変化もなくただお金を払い続ける日々。
あなたはそれでもまだその「ボイトレ」とやらを続けますか?
ジウコトモニタ(谷本恒治) クリアボイスミュージックスクール代表 数多くのプロミュージシャンのボイストレーニングを担当し、 TVなどでも紹介される。 発声のメカニズムなど確かな知識に基づいた的確な指導で、 現在も全国各地から受講生が集まっている。 |
今回はボイトレで失敗しないために、ボイストレーニングとは何をどのようにトレーニングするのか、一流のボイストレーナーは生徒さんの何を見て聞いているのか、ご紹介していきます。
この記事で分かること
・ボイストレーニングにおけるチェックポイント
・正しいボイストレーニングの方法論
・ボイトレスクール選びのポイント
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ボイストレーニングにおけるチェックポイント
ただ歌って、「ここはもっとこう…」なんてレッスンを受けていませんか?
その「ここをこう」するのに、どんなテクニックがいるのか、そのためにどこの筋肉を使い、どこの筋肉を弛緩しなければいけないのか、きちんと理解できていますか?
正しく安全に発声・歌唱するために必要なポイントをいくつか挙げていきます。
体の支え
というと何やら難しそうですね。
まあ、間違ってはいない。
ただ、人は元々腹式呼吸で生きています。特別意識するものではありません。
歌に大切なのは空気の“量”ではなく“圧”。
膨らんだ風船のように、たくさん空気が入っていると中の圧力は高く、空気が減っていく(風船が萎んでいく)と圧力は低くなっていきますよね?
人間の肺も同じ。
肺は自力で伸縮できません。外側から間接的に引っ張られることで“無理矢理”空気を入れられているんです。
なのでその力を抜くと勝手に空気が出ていく。
空気が出て行けば出て行くほど、圧力は低くなっていき、歌声に不向きな空気になっていきます。
もちろん息を吐くから声は出るのですが、吐きすぎないことが重要です。
一番使うのは背中の筋肉です。
息を吸う時に、外肋間筋という筋肉が肋骨を横に広げます。
それをキープするのに背中(脊柱起立筋、広背筋)で止めておくような感じです。
ちな、息を“吸い込む”動きは大して空気は入りません。
体を広げる意識をしましょう。
チェックポイント
・息を“吸い込まず”、体(肋骨)を広げられているか
・発声時に体が萎んでいないか
・お腹を不必要にベコベコ動かしていないか
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軟口蓋
軟口蓋とは上顎の奥の喉ちんこ(口蓋垂)の少し手前のヌルッとした部分です。
軟口蓋の役割は、鼻腔へ空気が侵入することを“ある程度”阻止するものです。
発音時、軟口蓋が上に上がることで鼻腔への入り口を狭め、そのことで鼻に空気が漏れずに言葉を発することができます。
“滑舌が悪い”と感じる方は、“舌の滑らかさ”ではなく、軟口蓋が原因である可能性もあります。
軟口蓋が上がっていないと、鼻声になったり息漏れのある声になったりする他、上記の体の支えを使おうにも踏ん張りがきかなくなり、弱々しい声になってしまいます。
そしてよくあるのが、軟口蓋からの息漏れを無意識的に嫌がって喉で止めてしまうパターンです。
体は色んな筋肉のバランスで成り立っています。どこかが足りないと無意識にどこかで補おうとしてしまいます。
この喉で止めるパターン、女性に特に多いです。
これを知らない人が言うセリフがコレです。
“喉で歌ってるよね、お腹から声を出さないと”
本末転倒です。
基本的にきれいに発音できているか、だけで十分ですが、特にハ行、パ行でチェックしてみると良いでしょう。
チェックポイント
・軟口蓋は上がっているか
・それを嫌がって喉で止めていないか
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舌のポジション
ここは声帯振動、音色のコントロールに大きな影響を与える、非常に重要な部分です。
声は声帯で鳴った振動音(喉頭原音)がその上の空間(声道)で大きくなり、声になります。
その声の音色や発音を変えるのが、舌、軟口蓋、唇です。
特に舌の筋肉は(見えていない部分も含め)非常に大きいので、コントロールもそれだけ難しいです。
男性に多いのが、舌が奥まっているパターン。
これはネットの喉は下げるというトンデモ論を妄信してしまって生まれるケースが多いです。
喉を下げようと舌の力で上から押し込んで余計に咽頭腔を圧迫している状態です。
舌のポジションはこの項目の最後に紹介しておきますが、舌のポジションが悪いと、声が籠る、アニメ声になる、など、音色に大きな影響を与えます。
また甲状舌骨筋という、舌骨と甲状軟骨の間の筋肉が固くなると声帯の上の上喉頭動脈という血管を圧迫し、血流が悪くなったり声帯が上手く振動しなくなったりします。
高音域で声が掠れる方はこれが原因です。
これを「息っぽい声だね、声帯をくっつけましょう」なんて暴論をいまだに言う人もいるようです。もう10年も前に解明しているのにね。。
チェックポイント
・舌は奥まっていないか
・顎の下(顎舌骨筋)が盛り上がっていないか
・口を開けた時に舌の奥が下がり過ぎていないか
・口を開けた時に舌がUの字のように真ん中が窪んでいないか
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具体的なトレーニング方法
発声を改善するのにどこをチェックするのかがお分かりいただけたかと思います。
次は、それらをどのようにトレーニングしていくのかご紹介します。
体の支えのトレーニング
一番効果的なのはドッグブレスです。
その名の通り、犬のように「ハッハッハッ…」と高速で吐いて吸って、を繰り返します。
この時、呼気には必ず声を入れてください。
細かく解説すると長くなるので割愛しますが、声を喉で止めてしまうと吸えなくなるので、喉を使ってしまっているかが一発で分かります。
もう一つチェックポイントは体を動かさないこと。
上記に書いた通り、背中をキープして動かないようにして(お腹は多少動きます。あくまでも多少)、できるだけ高速で言うトレーニングです。
軟口蓋のトレーニング
軟口蓋のトレーニングはハ行やパ行でもいいんですが、一番効果的なのはコレです。
アになる時は喉で止めている(無意識に鼻腔へ抜けるのを嫌がった状態=軟口蓋が上がっていない状態)可能性があります。
舌のポジション
舌のトレーニングはとにかく前に出す、動かす、ひたすら弛緩する、というのが理想です。
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まとめ
ボイストレーニングのチェックポイント
1.体の支え
肋骨キープでドッグブレス
2.軟口蓋
アとンの間の発声
3.舌のポジション
とにかく前へ、いっぱい動かす、顎の下が盛り上がらないように
正直、これでもごく一部です。
どうせならしっかりとボイストレーニングに取り組みたい、という方は是非プロの指導を仰いでください。
その際に上記のようなチェックがきちんとできるトレーナーを選ぶことをおすすめします。
やり方を間違えると発声は悪化することも全然ある話ですので、気を付けてくださいね。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
是非他の記事もご覧ください。
また、レッスンのお申込みも随時おこなっております。
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クリアボイスミュージックスクール
講師 ジウコトモニタ
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(受付時間13:00~21:00、レッスン中は出られない場合もございます。ご了承ください)
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