2023.01.30trainer's column・生徒さんの声
歌が上手くなる人が「無意識に」身に付けているものとは?
長年ボイストレーナーをやっていても、異常に上達が早い人、さらには体験レッスンに来られた際にすでに上手い人が時々います。
みなさんの周りでもいないですか?
じゃあ、そんな人は元々歌の才能があるのか?
いえいえ、歌に才能は関係ありません!
ただ、あるのは「上手くなる条件」を見つける才能なんです。
例えば菅田将暉さん。
役者としても超一流だし、歌を歌っても上手い。
じゃあ菅田将暉さんは、演技の才能もあって歌の才能もあったのか?
いえ、違います。
恐らく菅田将暉さんは他のことをやってもその才能を発揮します。
これが「上手くなる条件」を見つける才能です。
今回はこれについて詳しく解説していきます。
「歌の才能がない」と諦めていたそこのアナタ、これを読んで「見つけるコツ」を掴めば、友達が引くくらい歌が上手くなる可能性があります。
ジウコトモニタ(谷本恒治) クリアボイスミュージックスクール代表 数多くのプロミュージシャンのボイストレーニングを担当し、 TVなどでも紹介される。 発声のメカニズムなど確かな知識に基づいた的確な指導で、 現在も全国各地から受講生が集まっている。 |
本格的にボイストレーニングレッスンを学びたい方はコチラより今すぐお申込みを!
時間や場所を選ばず好きなだけボイトレ!月額制の通信講座はこちらから!
①客観視
自分に酔いしれてマイクを離さないヤツ
カラオケに行ったらマイクを離さないヤツ、立ち上がって目を閉じて入り込んで歌っているヤツ、周りにいません?
残念なことに、そういう人に限ってあまり上手くなかったり…
これ、その人が音痴なのではなく、自分を客観視できていないだけなんです。
アナタは目を瞑ったまま真っすぐ100M歩けますか?
目を瞑ったままゲーセンのストラックアウトできますか?
それと同じ。
人間は自分の声を聞かずに正確には歌えないんです。
歌が上手くなるための第一ステップは、「自分で自分の声をしっかり聞くこと」です。
これについては過去記事にも書いているのでご参考に。
ストイックさんもダメ
ストイックな人は「自分はまだまだだ…」と、自分の弱点、課題と向き合います。
でもこれは言い換えれば、自分の長所、良くなった点に目を向けていないとも言えます。
もっとタチの悪いのが、ストイックな自分に酔いしれているタイプ。
これも客観視です。できたところもできなかったところも、そこに一喜一憂しすぎず、冷静に客観的に分析できるかが大事です。
本格的にボイストレーニングレッスンを学びたい方はコチラより今すぐお申込みを!
時間や場所を選ばず好きなだけボイトレ!月額制の通信講座はこちらから!
②思考力
ボイトレは脳で起こっている?
時々レッスンで生徒さんに意地悪な質問をします。
まあ、意地悪な質問ですが(笑)
ボイストレーニングは発声に関わる筋肉を動かし、過剰に働く筋肉をセーブすることが目的です。
そしてそれらの筋肉に指令を出すのは「脳」です。
いかにうまく「脳」を使うか、そして時にはいかにして「脳」を騙すか、というのがトレーニングでは重要になります。
何をやっているのか?
もう一つトレーニングで重要な要素があります。
それは、「今、何をやっているのか?」
例えばよくあるMumというエクササイズをしましょう。
さて、何をやっているでしょう?
実はここで終わってしまう人が「歌が上手くならない人」です。
肝心なのは、「Mumというエクササイズを使って何を得るのか、そのためには何を意識しながらやるのか」です。
これまた僕は意地悪なので(笑)、生徒さんに「Mumってやってたらいいっすか?」と聞かれたら、「Mumってやってても上手くはならんよ」と答えます。
つまり、ただこなすだけじゃなく、課題を明確にして取り組むことで初めて意味が生まれます。
僕が運営するボイトレ通信講座「ジウ研ゼミ」の会員さまが、直接のレッスンでなくてもメキメキ上達するのは動画エクササイズを投げられて自分に課題を与えて取り組むからです。
詳しくはこちらに書いてますのでご参考に。
もちろんそのためにはある程度の発声に関する知識があった方がいいです。
この「何をやっているか」の感覚に優れた人が、僕が言う「上手くなる条件」を見つける才能です。
切り替えと紐づけ
何やらコ難しい表現ですが、これも「思考力」のお話です。
さきほど、「何をやっているか」の重要性は書きました。
今度はそれを「切り替えてやる」のか「紐づけてやる」のか、という脳の使い方です。
例えば「理系」「文系」なんて言ったりしますよね。
ざっくり「理系」は数学が得意、「文系」は国語が得意、みたいな。
でも、国語のカリスマ塾講師の林修先生の得意科目は数学なの、知ってました?
「そりゃ東大行った人だから苦手科目なんてないでしょ?」と思ったアナタ、甘い!
国語と数学を「紐づけ」られる脳を持っていたから東大に行けたんです。
お勉強の話になるので簡単に…
数学のテストで、答えは合っているのに途中の計算式を間違えていたら×つけられたでしょ?
数学というのは「論理的思考」を学ぶ科目です。
「こうなってこう、だからこう」「これはこうだからそれはそう」みたいな。
簡単に言うと、数学と国語はこれが数字なのか日本語なのかの違いだけです。
こうやって「このエクササイズはここにも活きるな」とか「これをやるからこれができるんだな」、あるいは逆に、「どこに活かすとか考えず、これはこれとしてやるべきだな」という「切り替え」の脳も必要です。
先述の菅田将暉さんはおそらくここが長けているんだと思います。
イチローさんとかね。
本格的にボイストレーニングレッスンを学びたい方はコチラより今すぐお申込みを!
時間や場所を選ばず好きなだけボイトレ!月額制の通信講座はこちらから!
まとめ
歌(に限らず)の上達に必要なのは
・客観視(冷静な自己分析)
・思考力(切り替えと紐づけ)
さあ、これを知ってしまったあなた、伸びしろしかないです!
本格的にボイストレーニングレッスンを学びたい方はコチラより今すぐお申込みを!
時間や場所を選ばず好きなだけボイトレ!月額制の通信講座はこちらから!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
是非他の記事もご覧ください。
また、レッスンのお申込みも随時おこなっております。
ボイトレ通信講座[ジウ研ゼミ]でも発声のお悩み相談を受け付けております。
詳しくは下記リンクをご覧ください。
レッスン(対面/Skype)ご希望の方はコチラ
ボイトレ個別相談、限定動画配信、月額制のボイトレ通信講座はコチラ
LINE公式アカウントでもボイストレーニングの無料動画を公開中!
クリアボイスミュージックスクール
講師 ジウコトモニタ
☎ フリーダイヤル 0120-103-326
(受付時間13:00~21:00、レッスン中は出られない場合もございます。ご了承ください)
✉ clearvoicemusic@gmail.com
<その他お役立ち情報満載!>
New Article
Archive
- 2024年11月
- 2024年10月
- 2024年9月
- 2024年8月
- 2024年7月
- 2024年6月
- 2024年5月
- 2024年4月
- 2024年3月
- 2024年2月
- 2024年1月
- 2023年10月
- 2023年9月
- 2023年8月
- 2023年7月
- 2023年6月
- 2023年5月
- 2023年4月
- 2023年2月
- 2023年1月
- 2022年12月
- 2022年11月
- 2022年10月
- 2022年8月
- 2022年7月
- 2022年6月
- 2022年5月
- 2022年4月
- 2022年3月
- 2022年2月
- 2022年1月
- 2021年12月
- 2021年11月
- 2021年10月
- 2021年9月
- 2021年8月
- 2021年7月
- 2021年6月
- 2021年5月
- 2021年4月
- 2021年3月
- 2021年2月
- 2021年1月
- 2020年12月
- 2020年11月
- 2020年10月
- 2020年9月
- 2020年8月
- 2020年7月
- 2020年6月
- 2020年5月
- 2020年4月
- 2020年3月
- 2020年2月
- 2020年1月
- 2019年12月
- 2019年11月
- 2019年10月
- 2019年9月
- 2019年8月
- 2019年7月
- 2019年6月
- 2019年5月
- 2019年4月
- 2019年3月
- 2019年2月