2022.05.09腹式呼吸トレーニング
ボイストレーナーは普段どんなボイトレをしているのか?
「プロのトレーニング」といっても、特別難しいことをやっている訳ではなく、OKラインが厳しいというだけで、内容自体はいたってシンプル。
どなたでも気軽に取り組んでいただけるので是非参考にしてみてくださいね。
ジウコトモニタ(谷本恒治) クリアボイスミュージックスクール代表 数多くのプロミュージシャンのボイストレーニングを担当し、 TVなどでも紹介される。 発声のメカニズムなど確かな知識に基づいた的確な指導で、 現在も全国各地から受講生が集まっている。近年はボイストレーナーの 育成にも力を入れている。 |
この記事で分かること
・プロのトレーニング内容
・発声の整え方
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呼吸のトレーニング
ひたすら息を作る
息を吐く→声帯に当たる→その上の空間(声道)で共鳴して声になる
なのでまずしっかり息が使えていることが大前提です。
ここすっ飛ばしている人が非常に多いです。
やれなんちゃらボイスだ、やれベルティングだ、やれ表現だ、
いやいや、その前に息吸って吐きましょうよ。
ということで、まずはブレストレーニングから入ります。
EX.1 ベロを出してハ~~~
ベロを出すのは、単純にベロ筋のストレッチという意味合いと、息の通り道がベロに影響を受けないように、という目的もあります。
息を作る時のベロの出し方は「真っすぐ」。下に向けないようにします。
その状態で軟口蓋に「カ~~~(無声)」と息を当て、そのまま音を乗せます。
出だしの「カ~~」が息10:声0、とすれば、音を乗せた状態は息7:声3くらいです。
首を横に倒すのは茎突咽頭筋・舌骨筋、肩甲舌骨筋などに力みが生じないように。
スケールは「ド・ミ・ソ・ミ・ド」、G2スタートでトップはA4くらいまで。(女性はできればD3~C5くらい)
EX.2 ベロを出してカハカハ
今度はベロを巻いてベロの先で上顎を軽く触った状態。
それで今度は「ハッ」と軟口蓋に音を当て、「カッ」と軟口蓋を介して息を戻します。
「ハ(吐・音)カ(吸・息)」の繰り返しです。
ポイントは「普通のハに聞こえること」。籠った音になる時はベロに息が当たってしまっています。
ベロに当たらず軟口蓋「のみ」に息が当たるようにし、かつ、体がブレないように肋骨をキープします。
さらに付け加えて首の付け根(板状筋)をモミモミしながら、首に力が入っていないかを確認。
スケールは5トーン。これもG2~A4辺り。(女性はD3~C5くらい)
あくまでも“息”の延長上
EX.3 ベロを出してハッ
またまたベロを出します。基本、ハッの発音は「息を当てる場所」、そして「そこ以外に当たらないように」というのが必須です。
(これまたちゃんとやるのは至難の業ですが)
なのでベロを出すか巻くか、でおこないます。
吐き出さない(押し出さない)のと、しっかりスタート地点(G2あるいはD3)でチェストボイス(地声という意味ではありません。文字通り胸を響かせるという意味)で発声します。
それでまた2オクターブ、音程ごとに響きを上げていき、しっかりとヘッドボイス(同じく裏声という意味ではなく、文字通り頭を響かせるという意味)に持っていきます。
( )内で書いた通り、あくまでも響きの移動、「声」をまだ入れていないトレーニングです。
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徐々に声を入れる
ここでもしつこく“息”の延長上
EX.4 リップロール
まず息だけでプルプルプル…と一定に息を吐き続けます。
安定した息を作れたら、その息に“音”をフェードインさせます。
急激に弾みをつけて音を入れるのではなく、フェードインが大事です。
このことで「声帯の開閉の違いだけで、息はずっと同じだよ」を意識します。
あまり強い音ではなく、ふんわり音を入れる意識でおこないましょう。
レンジは男性=C3~G4、女性=G3~C5辺りで、無理のない範囲でおこないましょう。
EX.5 タングトリル
いたって普通のタングトリルですが、ここでもしっかりチェストに息を吐く意識をします。
そこからポルタメント(音階ではなくなめらかに音程を移動)でオクターブ上下をおこないます。
特に降りてきた時にしっかりチェストに戻れているかを確認します。
レンジは男性=G2~E4、女性=D3~A4辺り、息の流れとチェストを開けているかの確認です。
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まとめ
トレーニングはまず安定した“息”を作ること
そこから徐々に“音”を入れていく
最初の段階からあまり強い声にしすぎずに
音域はフォームを守れる範囲内で
実は正しくやろうと思うとかなり難しいトレーニングではありますが、本来ボイストレーニングに限らず、クオリティーを意識すればその分難易度が上がるのがトレーニングです。
トレーニングを正しくおこないたい、自分の発声のクオリティーを上げたい、という方は、迷わずレッスンにお越しください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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