2020.01.23trainer's column

「子音の発音で歌は劇的に変わる！」カラオケで上手く歌うコツ

ちゃおー♪

大阪梅田のボイトレスクール、クリアボイスミュージックスクールのUmiです！

今回も「カラオケでうまく聞かせるコツもうひと工夫」行ってみたいと思います。

第2弾は「子音」をうまく使って歌にグルーヴ感をー

前回の「押し引き」に引き続き、今回も割と意識しやすいのではなかろうかと思う内容になっていますので、ぜひマネしてみてください。

○ グルーヴ感のポイント、「子音」とは？
・カタコト日本語で！
・カタコトには脱力が必要！
・母音の使い方も肝！
○ 結局のところ
・しっかり自分で確認することが重要
・関連記事
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グルーヴ感のポイント、「子音」とは？

言葉には「母音」「子音」が存在します。
日本語では、「あいうえお」の5つが母音、
その他が子音です。
子音とは、k,t,p,などなど、舌や唇をつかって息をせき止め、肺から上がってきた空気の振動を「言葉」に変身させるために必要不可欠なもの。

母音、子音、どちらもとても大切ですし、
場面によっては「母音を前に」で歌がよくなることもあります。
が、今回は子音に着目してみましょう！

カタコト日本語で！

昔々に動画でアップしましたが、「カタコト日本語」がポイントになります。

日本に来て間もない外国人をイメージして、
日本語をカタコトでしゃべってみてください。

「コンニチハ」。

なんとなく、普通に「こんにちは」と言った時より、空気のアタックを感じませんか？
特に「コ」と「チ」。

英語のスピーカーでなくても、日常で英語を耳にしないことはほぼないと思うので、誰でもマネしようと思えばそれなりにできるはずです。
このように、「空気の強いアタック」を意識して作る練習をすると、言葉にメリハリが生まれ、細かいレベルでの強弱が付き、グルーヴ感が感じられるようになります。

カタコトには脱力が必要！

発声時に過剰な力がかかってしまっている場合、喉、あご、舌、唇さえも硬くなり、発音がぼやけてしまいます。

歌う中で、苦しくなる部分の歌詞が上手く発音できない経験ありませんか？

それは、力みが原因となって、それらの発音を作るうえで必要なツールたちを、柔軟にコントロールできなくなってしまっている証拠。
なので、発声練習の際に発音を乱さないように気を付ける、ということはとても大切です。
乱さないように気を付けていれば、正しく発声できているかどうかわかりやすいですよね。

子音を強調する
↓
強い空気をちゃんと作れている
↓
舌や唇を自分の意思でうまく使えている
↓
健康的に発声できている

と考えていいと思います！

母音の使い方も肝！

もう一つ、歌が一本調子になってしまうとお悩みの生徒さんに多くみられるのは、
「あいうえお」をはきはきと発音しすぎてしまい、
そのせいで子音がぼやけているパターンです。

子音の強調と同時に、母音を少しあいまいにさせてみるのも一つの手だと思います。

口をあまり開けずにだらだらとしゃべってみてください。
これも英語の話者たちに学べることだと思います。

彼らはあまり口開けないですよね。
その分口の中のスペースや、空気の勢いをうまく利用して発音するので、話し方から違います。

声は大きいし、イントネーションのふり幅がすごいし、見た目がかっこいい。
映画を見たり、洋楽を聴いたりするとき、ぜひその辺に注目してみてください。

結局のところ

結局のところ、母音の発音も子音の発音も、カタコト日本語は手っ取り早く一本調子から抜け出すのにかなり使えると思います。

誰も見てないところでこっそりでいいので、思いっきりカタコトでしゃべったり歌ったり、やってみてください。

しっかり自分で確認することが重要

カタコト日本語に限らず、アクセントのつけ方は、曲や場面、スタイルによって違ったりするので、なんでもかんでもカタコトで、というワケではないです。

やりすぎてしまうと、「くどい！」と思われるかもしれない。。

なので、必ず自分で録音してチェックするということが大事になってきます。

「ちょっとやりすぎたな…」
「思ったより差がついていないな…」

といった感じで、録っては聞き、録っては聞き、を繰り返して、自分好みの発音を作ってみてください！