2020.01.27ミックスボイストレーニング
ミックスボイスの音域ごとの変化!コツや練習方法は?
こんにちは。
大阪梅田のボイトレ・ボーカルスクール、クリアボイスミュージックスクールの三流ボイストレーナー、谷本恒治ことジウコトモニタです。
誰が三流やねん!
今回もミックスボイス(ミドルボイス)について。
さまざまなところで飛び交うこのミックスボイス、いまだにこれ関連の記事が増えていくのは、やはり“説明してもしきれない”という雰囲気的なニュアンスがあるから。
僕もいくつか記事を書いているので、関連記事をまとめておくので、併せてご覧いただければ幸いでふ。
目次
- ○ 今一度ミックスボイスを完全に理解
- ・チェストボイス
- ・ヘッドボイス
- ・ミックスボイス(ミドルボイス)
- ○ ミドルボイスで出せる音域
- ・ミドルボイスをもっと広く使う
- ・ミドルボイスをもう少し細かく分ける
- ○ 具体的な練習方法
- ・何よりも“繋げる”練習
- ・ミックスされているかはアナタの感覚にかかっている
- ○ 関連記事まとめ
- ○ さらに詳しく知りたい方は…
- ○ お問い合せ
今一度ミックスボイスを完全に理解
改めて、ミックスボイスを“完全に”理解しておくでふ。
※あくまでもクリアボイス式定義づけでふ。トレーナーさんによって見解、表現方法は違うので、色々みて一番しっくりくる表現ものを選んでもらえれば幸いでふ。
チェストボイス
いわゆる“地声”と呼ばれるもの。
[声帯の状態]
音程を作る輪状甲状筋(りんじょうこうじょうきん)が弛緩し、声帯は短くなっている。
[声帯のテンション]
短くなっている分、声帯靭帯(せいたいじんたい)のテンションは緩み、その内側の筋肉、甲状披裂筋(こうじょうひれつきん)にテンションがかかった状態で振動が起こる
[音色の特徴]
声帯の筋肉にテンションがかかった状態で振動するため、厚みのあるトーンになる
[チェストボイスの音域]
男性…E4周辺(下は個人差あり)まで
女性…A4周辺(下は個人差あり)まで
※“周辺”と表現したのは、のちにミックスを作る時に具体的な音名を指定することが邪魔になってくるので…
ヘッドボイス
いわゆる“裏声”と呼ばれるもの。
[声帯の状態]
音程を作る輪状甲状筋(りんじょうこうじょうきん)が収縮し、声帯は長く引っ張られる。
[声帯のテンション]
引っ張られる分、甲状披裂筋(こうじょうひれつきん)のテンションは緩み、その外側の声帯靭帯(せいたいじんたい)にテンションがかかった状態で振動が起こる
[音色の特徴]
声帯靭帯にテンションがかかった状態で振動するため、鋭く張りのあるトーンになる
[ヘッドボイスの音域]
男性…C5周辺から(その上は今のところ割愛)
女性…F5周辺から(その上は今のところ割愛)
ミックスボイス(ミドルボイス)
これら“チェストボイス”と“ヘッドボイス”の間を繋ぐのが“ミックスボイス(ミドルボイス)”
※ほかの記事ではエリアのことを“ミドルボイス”、それらを一本に繋げた状態を“ミックスボイス”と書いております。以降、できれば“ミドルボイス”の方で説明させていただければ…
[声帯の状態]
輪状甲状筋(りんじょうこうじょうきん)が収縮しはじめ、声帯は引っ張られつつ、甲状披裂筋(こうじょうひれつきん)の収縮もある程度起こっている。
[声帯のテンション]
引っ張られる分、甲状披裂筋(こうじょうひれつきん)のテンションにも声帯靭帯(せいたいじんたい)にもテンションがかかった状態で振動が起こる
[音色の特徴]
鋭さもありつつ、かつ、裏声っぽくなく厚みのあるトーンになる。
[ミドルボイスの音域]
男性…E4~B4辺り
女性…A4~F5辺り
ミドルボイスで出せる音域
ミドルボイス(ミックスボイス)が出せるようになると、急に“ガクッ”と裏返ってしまうこともなく、歌声として使える音域が増えるでふ。
そしてそのミドルボイス、上述のチェストやヘッドを踏まえて考えてしまうと、実は案外上手くいかなかったりする。
散々書いておいて…!
ミドルボイスをもっと広く使う
で、先ほど書いた通り、“周辺”とか“辺り”と捉えておかないと、気が付けばすぐそこにヘッドボイスが来てしまうでふ。
なので改めて…
[ミドルボイスの音域]
男性…E4~B4辺り
女性…A4~F5辺り
なので、男性なら、E4で急にミドル、ではなく、そのもう少し下から“チェストではないかな…”というトーンを作っておくさらにB4で急に裏声、ではなく、そのもう少し下から“そろそろヘッドになるのかな…”というトーンを作っておく
ミドルボイスをもう少し細かく分ける
なので、以下のような考えにしておけた方が良いかと思うでふ。
男性:D4~F4、女性:G4~B♭4…“チェスト感が残るミドル”
男性G♭4~A♭4、女性B4~D♭5…“ド”ミドル
男性B4~C5、女性D5~E5…ヘッド感が入ってくるミドル
これすらも“周辺”という定義で。
具体的な練習方法
ではどうすればいいの?
ここでは具体的な練習方法を見ていくでふ。
なかなか文字では説明しにくい部分もあるけど、随時ミックスボイス、ミドルボイス関連の動画を作っていこうと思っているので、よければご覧くださいまし。
何よりも“繋げる”練習
初めは難しいと思うけれど、「アー」で2オクターブ(男性ならC3~C5、女性ならF3~F5とか)で行き来する練習が、実は手っ取り早いかと思うでふ。
よく、“換声点(かんせいてん)”の行き来を練習して克服しようとするエクササイズもあるけど、それもありなんだけど、非効率な場合もある。
なぜなら、上にも書いた通り、換声点の克服は、ミドルボイスのエリアを広くとることが重要になってくるので、狭い範囲の換声点ポイントだけを練習しても解決しない場合もあるからでふ。
そして、母音で「アー」だけだと、誤魔化しがきかないので、シビアな練習になる。
(難しい人は「ウー」とかのほうがやりやすいかも)
ミックスされているかはアナタの感覚にかかっている
なので、ポイントはこう。
早め早めに次のエリアへの移動を意識
比較的早い段階で、「この辺からチェストっぽくなないかな…」、「この辺からど真ん中を意識しないとな…」、「ここからヘッドを意識しておかないとな…」
みたいな、早めの意識、早めのパブロン。
下降時も同じく、「もうすぐミドルを…」、「早い段階でチェストを…」と予想しながら行き来することで、どの辺りの音域で、どんなドーンを意識しないと上手く“いかない”のかが分かってくるでふ。
関連記事まとめ
いくつかミックスボイス、ミドルボイス関連の記事をまとめておくでふよ。
※その時伝えたいニュアンスによって、アプローチが違ったりするので、アナタが一番しっくりくる方法で練習してくださいまし。
さらに詳しく知りたい方は…
「通うってなるとしんどいかな…」
というアナタに、“3回完結ボイトレ”、“オンラインサロン”なんかもあります。
是非お気軽にお問合せくださいまし。
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