2020.04.12喉を開く、通る声を作るトレーニング
話し方トレーニングで重要なこと-話し声の改善
こんにちは。
大阪梅田のボイトレ・ボーカルスクール、クリアボイスミュージックスクールの三流ボイストレーナー、谷本恒治ことジウコトモニタです。
誰が三流やねん!
ボイストレーニングは、シンガーだけでなく、アナウンサーやビジネスパーソンにとっても重要な役割を担います。
「会議やプレゼンで声が通らない」
「商談の場で説得力のある話し方がしたい」
こういったお悩みを解決するのもボイストレーニングの役割です。
目次
- ○ 適正キー(高さ)
- ・話し方トレーニング=滑舌?
- ・実は歌も会話も同じ
- ・つまり、ボイス(声)をトレーニング(鍛える)ことが重要
- ○ 話し方→歌→トレーニング
- ・CT(輪状甲状筋)
- ・TA(甲状披裂筋)
- ・二つの筋肉のバランスを作るトレーニング
- ○ ミックスボイストレーニングの目的
- ・輪状甲状筋と甲状披裂筋のバランス作り
- ・音域の拡張
- ・それらによる声の安定
- ○ 最後に
適正キー(高さ)
例えば、有名な歌手でも、人によって声の高さは違いますよね?
低い人もいれば、高い人もいる。
どちらがいいという問題ではなく、それがその人に合った適正の高さだということです。
実は話し声にもこの“適正キー”があります。
「長時間話すと声が枯れる…」
と言う方は(何を隠そう、以前の僕もそうでした…)、“適正キー”で話せていない可能性があります。
話し方トレーニング=滑舌?
もちろん、話し方のトレーニングに滑舌トレーニングというのがあります。
(クリアボイスミュージックスクールの滑舌トレーニングメニューは地獄です…苦笑)
でも、考えてみてください。
アナタが誰かの声を聞いて「魅力的だな」と感じるのは、滑舌が良いからですか?
実は歌も会話も同じ
アナタが好きなシンガー、あるいは曲、もちろん好みの差はありますが、当然歌を聞く基準が“滑舌”ではないはずです。
これは話し声も同じ。
その人の声のトーン(音色)、高さ、曲のテンポ(ゆったりとしたメロディ)などが、アナタを心地よくさせているはずです。
つまり、ボイス(声)をトレーニング(鍛える)ことが重要
そうなんです。
「あえいうえおあお」や、「あめんぼあかいな」など、重要ではありますが、そもそもボイスそのものをトレーニングすることが先決なんです。
なので、クリアボイスミュージックスクールでは、“話し方の改善”を目的とされる方にも、“歌うことを前提としたトレーニング”を受けていただいております。
次のターンでは、何故歌に特化したトレーニングが必要かについて書いていきます。
話し方→歌→トレーニング
ボイストレーニングというだけあって、ボイスをトレーニングしていきます。
しつこいですが、滑舌練習というのは、ボイス“そのもの”をトレーニングする訳ではありません。
野球選手は下半身が大きい、アームレスリングの選手は腕が太い。
それぞれ、その種目に必要な筋肉を鍛えるからこそです。
当然、営業やコールセンターなども声を使う種目と言えます。
なので、声“そのもの”を鍛える練習は不可欠です。
CT(輪状甲状筋)
輪状甲状筋(りんじょうこうじょうきん)という筋肉があります。
ゴムを両手で持って、グイッと引っ張ってみます。
当然ゴムは伸びますよね?
ゴムは腕の力で伸ばされています。この場合の腕の力に当たる部分が、輪状甲状筋です。
引っ張ったゴムを弾くと、ビ~ンと音が鳴ります。引っ張れば引っ張るほど、音は高くなります。
つまり、輪状甲状筋は、音程を司る筋肉ということができます。
TA(甲状披裂筋)
甲状披裂筋(こうじょうひれつきん)という筋肉があります。
これは、先ほどの例で言うと、ゴムそのものです。
腕の力を緩めると、ゴムは縮まろうとします。
縮まることでゴムは分厚くなりますよね?(引っ張ると薄く(細く)なります)
つまり、甲状披裂筋は厚み、張りを作る筋肉と言えます。
二つの筋肉のバランスを作るトレーニング
腕の力でゴムを引っ張ると、ゴムは伸びていきますが、ゴムが固いと、無理に引っ張るとゴムは切れてしまいます。
つまり、ゴムを引っ張り始めると(輪状甲状筋に力が入り始めると)、ゴムはある程度引っ張られる力に委ねないと(甲状披裂筋は伸ばされていかないと)バランスが崩れ、ゴムは切れて(声帯に負担がかかって)しまいます。
この二つのバランスを作るために、低音域から高音域までスムーズに行き来するトレーニングが必要になってきます。(これをミックスボイストレーニングと言います)
次の章では、ミックスボイストレーニングの目的について、もう少し具体的に書いていきます。
ミックスボイストレーニングの目的
さて、何やらミックスボイスなる難しい言葉が登場しましたが、ここでは、ミックスボイストレーニングの目的、重要性について書いていきます。
ミックスボイストレーニングの主な目的は、以下の通り。
- 輪状甲状筋と甲状披裂筋のバランス作り
- 音域の拡張
- それらによる声の安定
一つ一つ見ていきましょう。
輪状甲状筋と甲状披裂筋のバランス作り
ひとつ前の章でも軽く述べましたが、ゴムを引っ張る力(輪状甲状筋)と、ゴムが縮もうとする力(甲状披裂筋)のバランスが崩れると、声帯に負担がかかり、声が枯れる原因になります。
様々な音域で、様々な発音でトレーニングし、安定したミックスボイスを作ることで、アナタ本来の声のトーンが開発され、説得力のある話し声を作ることができます。
音域の拡張
冒頭で述べました、声が枯れる一番の要因、“適正キー”を見つけるという部分にもつながってきます。
普段、私たちが話し声で使う音域というのは、せいぜい1オクターブ(ド~その上のド)。
そして、世の中の曲で使われる平均的な音域は1.5オクターブ。
さらにクリアボイスミュージックスクールのボイストレーニングで使う音域は3オクターブ近くあります。
音域を広げれば広げるほど、余裕を持って発声できる音域も広がります。
そしてその中で“自分の適性キー”というのを見つけていくこともできます。
それらによる声の安定
さて、ここまででボイストレーニングによって、輪状甲状筋、甲状披裂筋が鍛えられ、野球選手で言うところの“下半身が大きい状態”が出来ました。
さらに音域を拡張することで、より表現の幅も広がり、“適正キー”も見つかりました。
その声は、きっと他者には、“説得力のある声”になっているはずです。
安定して出せる、疲れない、枯れない声。
それがアナタにとってのベストな発声法です。
是非アナタのベストな声を見つけてください。
最後に
“声”を“鍛える”ボイストレーニングには、様々なバリエーションや鍛える部位があることがお分かりいただけたと思います。
広い音域でトレーニングし、アナタの適切なトーンを見つけてください。
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