2019.06.10ミックスボイストレーニング
声が(特に高い声が)劇的に出しやすくなるカンタン練習法!
こんにちは。
大阪梅田のボイトレ・ボーカル教室、クリアボイスミュージックスクールの谷本恒治ことジウコトモニタです。
以前にやりました、「お茶を冷ますような感じで息を吐く」の応用編です。
やってみると案外難しい!
でもこれができると、劇的に声が出しやすくなる!
はず!
またまたお茶を冷ますように「フーーーーー」っと息を吐きます。
実はここで躓く人が結構多い。
というのも、頭の片隅に、「これはボイトレだ」、「声を出すための練習だ」というのがちらつくからです。
なので、息の吐き方が不自然になる。
「右足と左足を交互に出して、その時、腕は反対の動きをして歩いてください」
と言われると歩けなくなるのと同じです。
「フーーーーー」っと吐いた時にノイジーな息の音になっていれば、喉に力が入ってしまっています。
そういう方は、熱いお茶を淹れてみましょう。
で、その「フーーーー」っと息を吐いたまま“音”を入れる。
“声”ではなく“音”というのがポイント。
これが、
「フー(息)-----ブー(音のついた息)----」
になれば正解。
「フー(息)-----ウー(声)----」
になれば不正解。
んー、文字ではよく分からん。。
一番下に動画貼っておきますので、ご参考に。。
ようは、後者の方は、必要以上に“鳴らしにいってる”状態。
喉の筋肉がグッと硬くなり、息を止めてしまっていると(声帯を閉じ過ぎてしまっていると)、息の音がなくなり、「ウー」という“声”だけになります。
息の音を変わらず鳴らし続けたまま“音”を入れることができれば、声帯の自然な閉鎖が作れているということです。
以前にも書きましたが、声帯の閉じる力というのは、それほど必要ではありません。
もちろん、力が足りなさ過ぎれば、芯のある声を作ることはできません。
が、閉じれば閉じるほどいい、という訳ではありません。
(完全に閉じれば息は止まります。当然のことながら)
自然に声帯が閉じ、リラックスした状態でないと、音程を変える「輪状甲状筋」は上手く使えません。
ということで、この「フーー(息)---ブー(音のついた息)----」が上手くいったら、その“音” で自由に音程を変えてみましょう。
できれば、チェスト~ミドル~ヘッドと、広い音域で練習できれば。
「りんじょうこうじょうきん??」、「みどる??」、「へっど??」
初耳の方は
とか、
とかをご参考にしていただければ。
地味な練習ではございますが、「劇的に」変わるのではなかろうか、と思います。
クリアボイスミュージックスクール
谷本 恒治
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