2019.10.16trainer's column
カラオケで抑揚をつける簡単な方法!まずは歌いやすい曲から!
こんにちは。
大阪・梅田のボイストレーニングスクール、クリアボイスミュージックスクールのUmiです。
最近YouTubeチャンネルにてプチ弾き語りをちょこちょこアップしていっております。
いつもご視聴ありがとうございます^^
その動画と絡めて、私Umiなりの、良い感じに聴こえる歌い方解説みたいなことを、
ブログにてやってみようかと思っています!
第三弾は、名曲中の名曲、私自身好きすぎてたまらない曲、
フジファブリックさんの「若者のすべて」です!
こんな素敵な曲をどう素敵に聞かせるの?!!
私自身永遠に模索し続けるテーマなのでしょう。。。
それでは、レッツラゴー!
【Umiのプチ弾き語り】若者のすべて/フジファブリック+4の動画はコチラ
目次
若者のすべてのすべて
フジファブリックさんについてはwikiリンク貼っておきますので、
ぜひチェックしてみてください。
この曲は、分かりやすく「夏の終わりのせつなさや物悲しさ」を描いた曲とのこと。
作曲の志村さんはこの曲ができたとき「名曲きた!」ってなったそうです。
名曲って全部そうなんでしょうね!
何故こんなにも歌詞もメロディも曲も心地よいのでしょう?
優しくぼんやり包み込むようなけだるげな歌声にこれほどマッチする楽曲、
素人ながら素晴らしいと思います!
素人ながら!
12年という長い年月、色あせることなくさまざまな人に歌い伝えられるこんな曲、
作れたらいいなぁ。
テーマは「けだるげ」
コレに決まりかもしれないですね^^
キー設定
原曲Top=F#4 Bottom=B♭2
フジファブリックさんの楽曲は、
割と原曲キーでも男性は歌いやすい設定になっていますね!
ちょっと下が低いので、女性はかなり苦労します。
私は今回+4のキーで歌ってみました。
なので一番高い音でB♭4、低い音はD3になります。
だいぶ低いので、出にくい場合はあと2,3個あげてもいいと思います。
毎回キー設定についていろいろ書いていますが、
その人の適正キーというのは、個人差が本当にありますので、
歌ってみて無理なく心地よいキーを見つけるのが大切です。
(練習曲として設定する場合、例えばB♭が苦手であれば、
その辺を頻繁に行き来しなければならない楽曲を選ぶ、ということはあります。)
その中でも、その高さが「一瞬」なのか「伸ばさないといけない」のか、
また、自分の歌いたいトーンやテンションによっても変わってきますので、
「キーわからないーー!!!」ってなったら、
やはり色々なキー設定を試すのが一番早いと思います。
カラオケは好きにキー変更できるからね。使わない手はないです!
「原曲キーで歌わないとこの曲のよさが崩れる」
「私はキーを上げて歌ってもこの曲を素敵に歌ってみせる」
などなど、胸に抱く理由はさまざまでいいと思います^^
曲の理解
既述ですが、夏の終わりの切なさを歌った曲。
そのテーマは、歌詞中の様々なワードから連想しやすいですね。
曲を聴いただけで、季節や時間帯、主人公の立ちすくむ様子など、
情景を聞き手にパッと思い描かせることって、とても大切でとても難しいと思います。
複雑でとても深意のありげな歌詞も、聞き手に無限の解釈を求め得るので魅力的ですけどね!(保身)
初めて聴いたとき印象的だった部分は、
「ないかな ないよな きっとね いないよな 会ったら 言えるかな」
というサビのフレーズ。
ないと思ってるけど、もし会ったらちゃんと言いたいなぁ。。といった、
「期待感」を強く感じました。
諦めかけてる自分はいるけど、どっかで信じている、といった経験、
誰しもにあるのではないでしょうか。何においても言えることだと思います。
「未来」がある限り、何が起こるかわかりません!
明日起きたらめちゃめちゃ背が伸びているかもしれません。
生きている限り、全ての人には「未来」があります。
「未来」を持つ人間は、「若者」なのかもしれません。(謎)
素敵っぽい歌い方
繰り返しになりますが、重きを置くのは抑揚です!
が、基本的なボイストレーニングは超必須!
「けだるさ」をテーマにおいてみますが、
けだるい歌い方をしようとすると、
声が重たく暗くなってしまいがちです。
悲しい歌や切ない歌を歌うときでも注意しないといけないのは、
声のトーンが重くなりすぎないことです。
こもって聞こえてしまったりすると、
いくら素敵な歌でも歌詞が前に出てこないです。
もったいない!
けだるさと明るさが拮抗しそうな予感ですね!
楽しみ!
Aメロ
真夏のピークが去った 天気予報士がテレビで言ってた
それでもいまだに街は 落ち着かないような 気がしている
-----
ここまでがAメロです。
大変なのは低音。
前述の通り、+4にしても「天気」の「てー」の音は低ぅい方のレ(D3)。
低い音が出づらい人は、舌がかたくなっているかも!?
真上を向いてあごの下を伸ばして試してみたら、
もしかしたら出やすくなるかもしれません。
全体のイメージとしては、歌いだしの静かなイメージなので、
やわらかく。
ただし、ボーカル志村さんの特徴でもあると思うのですが、
「さったー」などに見られる「区切り」をちょっと強調し、
リズムを持たせた方がいいかなと思います。
ぼんやりした感じで歌うときの注意は、だらだらにならないこと。
どこかしらでメリハリをつけなければ、自分の中のノリがそもそも崩れてしまいそうになるかも。
Bメロ
夕方5時のチャイムが 今日はなんだか胸に響いて
「運命」なんて便利なものでぼんやりさせて
-----
ここまでがBメロです。
急に景色が変わり、キーもぐっと上がりますね。
Aメロでやわらかめに発声することで、
ここでの「張り」感を無理なく作りやすいと思います。
そして「ゆうがたー」「チャイムがー」と、4拍のロングトーンが出てきます。
できるだけ伸びやかに行きたいところ。
夕焼けの空に声を放り投げるイメージで(とても抽象的ですが。。)。
声を投げたいときは目線も絶対遠くを見るほうが出しやすいです。マジで。
そしてBメロ終わりはサビに差し掛かるので、
「次サビですよー!」と、聞き手にも、そして自分自身にも合図を送りましょう!
私の常用している合図は下記リンク記事にちょこっと書いたので、
よければ。
サビ
最後の花火に今年もなったな
何年経っても思い出してしまうな
ないかな ないよな きっとね いないよな
会ったら言えるかな まぶた閉じて浮かべているよ
-----
ここまでが一番のサビです。
最高ですね!
「けだるさ」「ぼんやり」「せつなさ」
これらを頑張って盛り込みつつ、
声を重たくさせないために重要なのは、
「顔」!!!
またか。。。
と思われるかもしれませんが、
「口角」は本当に大事。
上あごをフラットにすることで声は前に、明るく響きます。
口の開け方、口角の上げ方などなどは、
自分が思ってる以上にできてなかったりしますので、
ぜひ鏡を見ながら確認してやってみてください^^
あと、切なさを出したいときはやっぱり「息遣い」。
やりすぎるとやりすぎてる人にはなりますが、
やってない人よりやってる人のほうが断然素敵だと私は思う!
息吸う→体止める→吐ききる→息吸う
この流れで声帯と空気の支えをしっかり作り腹圧をかけることで、
自然と呼吸も正しく、深くしっかり吸えるようになります。
昔々のボイストレウミング動画でやってるリンクも貼りますので、
よかったら!
まとめ
今回は、けだるさ、ぼんやり、せつなさを出しつつも、
声が重くならず暗くならず。。。
というのを大まかなテーマに書いてみました。
*しっかり区切ってメリハリ
*目線に声を乗せる
*口角で声に軽さ、明るさを
おまけで息遣い。。
といった感じでしょうか!
いつも最後に付け加える感じになってますが、
できればビブラートも♪
素敵な歌を素敵に歌って、
「自分素敵!」って思えるようになるまで、
素敵な自分に満足できるようになるまで、
一緒に頑張りましょうね^^
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