2025.08.04ボイストレーナー論
ボイストレーナーに必要なスキルはこの三つ!



そんなお悩み、疑問が全て解消される記事になっております。
今回は、ボイストレーナーに必要な三つのスキル、をご紹介していきます。
結論:
1.正しいデモができること
2.生徒さんの声を聞いて的確な分析ができること
3.生徒さんの“意欲”を引っ張っていけること
昨今、ネット上を見ていても、「科学的なんとか」みたいなフレコミが多くなってきました。
ならAIでよくね?あなたから教わる理由は?
というボイストレーナーが増えてきた印象。
そしてそういったトレーナーの発声のデモを聞いてみると、
嘘やろ…
という(もちろんよくない意味で)方も結構いらっしゃいます。
ボイストレーナーになりたい方、あるいは現役で「今のままじゃいかん!」と考えておられる“イケてる”ボイストレーナーの方、
是非最後までお読みください。
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ジウコトモニタ(谷本恒治) クリアボイスミュージックスクール代表 数多くのプロミュージシャンのボイストレーニングを担当し、 TVなどでも紹介される。 発声のメカニズムなど確かな知識に基づいた的確な指導で、 現在も全国各地から受講生が集まっている。近年はボイストレーナーの 育成にも力を入れている。 |
正しい発声のデモができること
“当たり前”が当たり前にできないトレーナーの横行
トレーニー(レッスンを受けられる方)からすれば、「は?何言ってんの?トレーナーがデモできるなんて当たり前じゃん」とお思いでしょう。
が、残念なことにそうではありません。
特に最近は先述の通り、「科学的…」「音響学…」なんてフレコミが増え、ググりゃ出てくる理屈を振りかざして得意げになっているトレーナーが非常に増えました。
いざ、そういった方の発声を聞くと、「マジか…」という人もザラにいます。(残念ですが、「お、この人はしっかり発声ができているな」という人はほぼいません)
生徒さんは理屈を聞かされて、「で、どうなったら正しいの?」という「お手本」はどこで聞けばいいのでしょう?
数多のトレーナー養成コースでも理論を教えるだけ
実際に数多のボイストレーナー養成コースでも、“できているのは当たり前”として進めていくカリキュラムなのか、理論しか教えないとろこがほとんどです。
まず自分ができることが大事なのではないでしょうか?
それって、野球の審判が明日から「野球選手です」というようなものではないでしょうか?
生徒さんの声を聞き的確な分析ができること
理論は脳、生徒さんの声は耳です
全く別の器官です。
よくある理論では、発声タイプはせいぜい5~6タイプに分類されるだけです。
何それ?血液型?人類には5~6タイプしかいないと思っているの?
この理論を知ったとて、です。目の前の生徒さんの声がどうやって出ているのか、何をしようとして結果何がよくない方向に作用しているのか、的確に分析ができないと意味がありません。
(もちろん、的確な分析には理論が不可欠です)
“押し付けレッスン”の横行
70億人もいるのに、血液型でおおざっぱに4種類に分類した結果何が起こったでしょう?
A型は几帳面
B型はズボラ
などという決めつけです。
性格は育った環境と人生経験(出会いも含め)によって形成されます。血の種類では決まりません。
実際僕はめちゃくちゃ綺麗好きの超几帳面、朝から晩までのルーティンは秒単位での誤差。
という型です。
もれなく全員に「A型かと思ってた」と“決めつけられ”ます。
たかだか5~6タイプに“決めつけ”た結果、それを“押し付ける”レッスンになります。
押し付けレッスンは、生徒さんにとって全く効果がないエクササイズを、やみくもに続けさせる、地獄のような時間です。
生徒さんの“意欲”を引っ張っていけること
100-100=0という当たり前を理解していない
この数字、なんだか分かりますか?
顧客満足度の計算式です。
店の提案-顧客の要望=顧客満足度
です。
すなわち、顧客の要望100に対して、お店がその100を提案すると、顧客満足度は0になります。
「は?」と思った方はこちらで詳しく解説しています。
生徒さんが見えていない景色が見えているか
例えば高校野球の地区予選1回戦敗退のチームの8番バッターが、メジャーリーグなんて、夢にも描いていないですよね(とも限らんが…)
その子にとってはまず「甲子園出場」が目標かも分かりません。メジャーリーグはおろか、プロ野球選手になることですら、「いまはまだそこは…」という状態です。
その子が地区予選準決勝に進んだくらいで「この子なら甲子園に行ける!」と思った監督は、「いいか、甲子園出場じゃなく、甲子園優勝を目指せ!」と指導するでしょう。
こうして、生徒さんが目標にしている地点の、もう少し先を見てカリキュラムを作成し、生徒さんのモチベーションを持続させることもトレーナーにとって必要なスキルになります。
でないと甲子園に出場が決定した時点で満足して大学進学、就職を考え始めます。
まとめ
1.自身が正しいデモができること
生徒さんは何を手本に練習すればいいんですか?
2.声を聞き的確な分析ができること
理論はあくまでも「参考文献」、理論で生徒さんは上手くなりません
3.“意欲”を引っ張っていけること
モチベーションを持続させるべく、常に一歩前を提示する“指導者”に
これらのすべてのスキルが手に入るのは、クリアボイスのボイストレーナー養成スクールのみです。
あなたのレッスンの質をもうワンランク上げませんか?
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
是非他の記事もご覧ください。
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クリアボイスミュージックスクール
講師 ジウコトモニタ
☎ フリーダイヤル 0120-103-326
(受付時間13:00~21:00、レッスン中は出られない場合もございます。ご了承ください)
✉ clearvoicemusic@gmail.com
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