2025.06.02ボイストレーナー論
生徒数人…からの脱却!人気のボイストレーナーになった事例

ボイストレーナーとして活動し始めたけど、一向に生徒さんが増えない…
副業としてボイストレーナーをやっているけど、正直ウー〇ーイーツでバイトした方が稼げるかも…
そんなお悩みを持った副業ボイストレーナーの方も多いのでは?
※副業でボイストレーナーをやることは全然OK!そこに熱意があれば全然やっていけます!
今回は実際に僕のボイストレーナー養成コースを受講していただき、飛躍的にボイストレーナーとしてのスキルが上がった方の例を紹介しながら、ボイストレーナーとして成功していくためのプロセスをご紹介します。
現在伸び悩んでいる現役のボイストレーナーの方、これからボイストレーナーを目指す方は必読です。
![]() |
ジウコトモニタ(谷本恒治) クリアボイスミュージックスクール代表 数多くのプロミュージシャンのボイストレーニングを担当し、 TVなどでも紹介される。 発声のメカニズムなど確かな知識に基づいた的確な指導で、 現在も全国各地から受講生が集まっている。近年はボイストレーナーの 育成にも力を入れている。 |
この記事で分かること
・ボイストレーナーに必要なスキル
・ボイストレーナーとしての心掛け
現役のボイストレーナーさんの声
「ぶっちゃけ辞めようと思っていた…」というカミングアウト
まずはこちらをご覧ください
この方は本業のお仕事で働きつつ、副業でボイストレーナーをされていました。
その中で生徒さんが入っては辞め、入っては辞め、を繰り返し、一向にボイストレーナーとしての収入が増えないと悩み、僕の養成スクールを受講してくれました。
僕が彼を指導しながら感じたことは、人間的にもキャッチーで素晴らしい、個人の発声の技術はまだまだな部分もあったけど、そんじょそこらの“自称”で適当にやっているナメたトレーナーよりは全然イケている。
では何が足りなかったのか。
実際に彼のレッスン風景を動画で拝見させていただいたけど、“決定的に足りないスキル”がありました。
それはあとのチャプターで…
自分の発声を見つめ直すことの重要性
前述の通り、彼の自身の発声スキルは、正直“一流”というにはまだまだ足りない部分がありました。
そこでマンツーマントレーニングのターンでは基礎的な体の使い方、口腔内のフォーム(顎、舌、軟口蓋)を徹底的に改善しました。
彼の“売り”は、スクショで紹介したメッセージから分かる通り、“生徒さんへの愛情”、“トレーナーとしての熱い思い”です。
当然、難しい内容のトレーニングをおこなっても、次回のレッスンまでにめちゃくちゃ練習してくる。
なのでみるみる発声のスキルは上がり、自身の体での“気づき”が増えた分、「あ、こういうアプローチでレッスンをすればいいんだ」「このエクササイズ、あの生徒さんに効くかも」といった、レッスンの進め方にもたくさんの“気づき”を得ていってくれました。
僕が今まで出会った「いやー、好きな音楽でお金貰えるってラッキーじゃないですかぁ」というナメた“自称”ボイストレーナーは、もちろん自身の発声も控えめに言ってゴミカスレベルです。(マジでいました。レッスンしても言い訳ばかり、僕が説明してもそれを遮って自分の話をしてくる、なので少し厳しくしたら来なくなりました)
自分の発声がボミカスレベルなのに、そりゃあ生徒さんの声の中にも“気づき”は得られないですよね。(当然そんなナメた“自称”たちは、僕も含め他の養成カリキュラムにも全く関心を示しません)
この方に欠けていた“最も重要な部分”
なぜ生徒さんが続かないのか
生徒さんが辞めて行く理由は大きく分けて三つしかありません。
1.自分の成長を感じられない
2.価値を見出せない
3.トレーナーを信用できない
今回紹介しているトレーナーの方でいうと、「トレーナーを信用できない」は100%ありえません。僕から見て人間的にもとても信用できる素晴らしい方なので。
ということは「自分の成長を感じられない」「価値を見出せない」です。
そこで必要になってくるのが“引き出し”と“線引き”です。(“価値”についてはまた違うスキルになるのでここでは割愛)
生徒さんが辞めて行く三つの要因に関下はこちらで詳しく書いていますので、併せてお読みください。
彼のレッスンで気になった点
たまたま、この方から質問をいただいた際に、「一度レッスン風景を見せてみて」とお願いをしました。
その方の生徒さんにもご協力いただき、レッスンを丸々録画したものを拝見させていただきました。
生徒さんの声を聞かせていただいて、僕がまず感じたのは軟口蓋が上がりきらず、鼻から息が漏れている状態。
彼もそこに注目して、「P」などの破裂音を多めにレッスンを進めていました。
なかなか上手くいかず、彼も色んなアプローチで軟口蓋に働きかけるエクササイズを取り入れてましたが、もう一つ僕が気になった部分が。
「この生徒さん、通われてどれくらい?」
「半年くらいです」
「あー、このままいくと、そろそろこの生徒さん、辞めるよ」
生徒さんは男性の方なんですが、息が抜けることで上手く声帯が合わさらず、比較的早い段階で裏声になる、という状態。
確かに軟口蓋を上げることは必須ではあるし、実際に徐々に変化が訪れてはいるらしい。
けど、特に男性の生徒さんの場合は、「これが歌声にどう結び付くんだろう?」という疑問を抱きます。
例えばよくある「あくびの喉で」みたいな昭和のアプローチ。
あくびの喉で喉が開いた、口腔がよく響いた。
「え、これでB’z歌えなくね?」
となりますよね?
もしかするとこの生徒さんも「確かに先生の言うことは理解できる。実際、少しずつできるようになってきている。でも、どうやって歌に活かすんだろう?」と感じているかも分かりません。
実際にこの生徒さんの声を聞ける訳ではないですが、彼には「俺なら今月で辞めるかも」と伝えました。
肝心なのは「改善」よりも「手ごたえ」
そこで僕が提案したのは、ベルティングの練習。
「ガッとかの発音で、強く鳴らす練習してみ?多分この方は、もう少しガッツリ歌いたいんじゃないかな?」
「そうです。この方、ロック系が好きで」
「やっぱりね。なので、軟口蓋は多少仕方あるまい、として“整える”というアプローチから“鍛える”という風にしてみよう。
ただ、地声を張り上げるリスクはあるので、そこは慎重に声を聞きながら。
「分かりました、一度やってみます」
「でも、急にアプローチが変わったら、『先生、先週までと言ってること違うやん』となるので、そこは『ここまでの練習でこういう部分が作れてきたから、次はこういうことのチャレンジしていこうね』みたいな説明の仕方で」
生徒さんは生身の人間です。口を酸っぱく言いますが、私たちは車の整備士ではありません。車のように「ブレーキの効きが悪くなったからブレーキパッドを交換しましょう」みたいな簡単な話ではありません。
そのエクササイズの選択がたとえ正しくても、生徒さん自身も理解できていても、イメージが湧かない、その先が見えない、納得ができない、という風に感じると、生徒さんは離れていきます。
この方のトレーナーとしてのアフター
ぶっちゃけ僕より人気(笑)
今回紹介させていただいたトレーナーの方、メッセージにあった通り、トレーナーとしての自信を取り戻し、さらに幅の広いレッスンをされているようです。
SNSでの発信も増え、ぶっちゃけ僕より圧倒的にフォロワー多いです(笑)
元々熱意もあり、「生徒さんのために」という愛情もあり、十分ボイストレーナーとしてやっていける逸材ではありましたが、その能力をもっと世に広げるお手伝いをさせていただけて僕としても本当に嬉しい限りです。
もちろん熱意だけでやっていける職業ではありませんが、そもそも熱意がなければ探求心も生まれない、生徒さんに対する愛情も生まれない、何の成長の余地もありません。
今これを読んでいただいている“熱意のある”優秀なトレーナーの方、あるいはトレーナー志望の方。
あなたにはボイストレーナーとして必要な最低条件は揃っています。
あとの足りない部分は全て僕が提供します。
是非新しい一歩を踏み出してください。
あなたをワンランク上のトレーナーに導く扉です。是非こちらをタップしてください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
是非他の記事もご覧ください。
マンツーマンレッスン(対面・オンライン)/ボイトレ通信講座/ボイストレーナー養成コースのお申込みはコチラ
クリアボイスミュージックスクール
講師 ジウコトモニタ
☎ フリーダイヤル 0120-103-326
(受付時間13:00~21:00、レッスン中は出られない場合もございます。ご了承ください)
✉ clearvoicemusic@gmail.com
Category
New Article
Archive
- 2025年6月
- 2025年5月
- 2025年4月
- 2025年3月
- 2025年1月
- 2024年12月
- 2024年11月
- 2024年10月
- 2024年9月
- 2024年8月
- 2024年7月
- 2024年6月
- 2024年5月
- 2024年4月
- 2024年3月
- 2024年2月
- 2024年1月
- 2023年10月
- 2023年9月
- 2023年8月
- 2023年7月
- 2023年6月
- 2023年5月
- 2023年4月
- 2023年2月
- 2023年1月
- 2022年12月
- 2022年11月
- 2022年10月
- 2022年8月
- 2022年7月
- 2022年6月
- 2022年5月
- 2022年4月
- 2022年3月
- 2022年2月
- 2022年1月
- 2021年12月
- 2021年11月
- 2021年10月
- 2021年9月
- 2021年8月
- 2021年7月
- 2021年6月
- 2021年5月
- 2021年4月
- 2021年3月
- 2021年2月
- 2021年1月
- 2020年12月
- 2020年11月
- 2020年10月
- 2020年9月
- 2020年8月
- 2020年7月
- 2020年6月
- 2020年5月
- 2020年4月
- 2020年3月
- 2020年2月
- 2020年1月
- 2019年12月
- 2019年11月
- 2019年10月
- 2019年9月
- 2019年8月
- 2019年7月
- 2019年6月
- 2019年5月
- 2019年4月
- 2019年3月
- 2019年2月