2019.10.18喉を開く、通る声を作るトレーニング
ほぼ100%の人が間違えている喉の開き方とは?正しい喉と舌の位置
こんにちは。
大阪梅田のボイトレ・ボーカルレッスン、クリアボイスミュージックスクールの谷本恒治ことジウコトモニタです。
目次
- ○ “喉を下げる”と“喉を開く”、ごっちゃになってまへんか?
- ・喉を“下げる”と“開く”ワケではないよ。
- ・もうちょい“下げる”と“開く”を見てみよう
- ○ 正しい舌のポジションを知ろう
- ・実は“舌を下げる”も逆効果
- ・なので舌を“平べったく”する
- ○ まとめ
- ○ さらに詳しく知りたくなったら…
“喉を下げる”と“喉を開く”、ごっちゃになってまへんか?
“喉を開く”と同じく、よく聞くフレーズが“喉を下げる”。コレ、似て非なるもの。
これをごっちゃにしていると、開こうが下げようが声は出しにくい。
「喉を下げる、を意識したら、高音が出しにくくなった」という人、少なからずいるはず。
その原因を考えていきまっしょい。
喉を“下げる”と“開く”ワケではないよ。
さて、まず、「喉が上がる」という原因から見ていきまっしょい。
舌を上あごにくっつけてみよう。
喉(喉仏)は上がるよね?
コレ、問題なし。ただ「上がっている」だけだから。
問題は、「何故上がっているのか(どの筋肉の力を使ってあげているのか)」、「その結果どうなっているのか」ということ。
では「ニンニンニン」、「ノンノンノン」と言ってみよう。
母音が「オ」の方が喉仏は下がる。けど、中には「ノンノン」の方が喉が詰まった感じを覚える人もいるのではなかろうか?(そうじゃない人はそもそも“喉を下げる”、“喉を開く”を気にする必要ナシ)
これは、「喉」ではなく「舌」の問題。
「イ」の母音は、舌が前に動き、「オ」の母音は舌が奥に引っ込む。
「いよいよ」と言ってみよう。下の動きが分かるんじゃないかな?
つまり、舌が奥に引っ込むことで咽頭が(横に、水平に、なんて言ったらいいんやろ…)狭くなる。
この状態で喉(喉仏)を上げようが下げようが一緒。むしろ下げる方が逆効果。(これは後で解説)
もうちょい“下げる”と“開く”を見てみよう
財布を出してみよう。
小銭入れのチャックを「開いて」みよう。
小銭入れは横に開き、小銭が取り出しやすくなったね。この小銭入れの口が喉。小銭が息、または声。
では小銭入れのチャックを閉じ、財布を「下げて」みよう。
意味分からんよね?
財布を下に下げたところで小銭入れのチャックは開いてないから、小銭は取り出せない。
極端な例だけど、“開く”と“下げる”の違い。
つまり、舌が奥に行った状態というのは力が入っている状態(何も考えずにポカンと口を開けて呼吸してみよう。舌は前にあるよね?なので奥に行っているということは、何かしら力を使っているということ)で、喉を下げたところで舌の力は解決していない。
むしろ、舌に力が入って固くなっている状態(これも喉を上げる原因ではあるが、ここでは置いといて)で、無理に喉を下げようとすると、首全体に余計に力が集中して、声は出しにくくなる。
喉うんぬんの前に舌を解決してやらないと。
正しい舌のポジションを知ろう
舌というのはとても厄介。
舌の位置が悪いだけで、声のトーンに影響を与えてしまう。(それを利用したのが英語の「R」の発音)
なので、ここで正しい舌の位置、形を知っておこう。
あんまり意識しすぎると舌は余計におかしなことになったりもするから、ちょっと気にしておく、くらいにとどめておくほうが良いかも。
実は“舌を下げる”も逆効果
これも場合によるが、舌が上がっている原因の一つに、「力が入って縮まっている」ということが考えられる。
当然、縮まると筋肉は盛り上がる。
画像を見ていただくと分かるとおり、舌が縮まると喉頭を引き上げるし、口腔は狭くなるし、奥に引っ込む。
この状態で“下げよう”とすると、単純に「もう一つさらに力を加える」ことになる。
下に動画張っておくけど、コレが一番やっかいになる。とくに高音発声には圧倒的不利。
※清水歯科クリニック様のHPより画像を勝手に拝借しました。問題あれば削除しますので…下にリンク貼らせていただきます。
なので舌を“平べったく”する
奥に引っ込むこともさることながら、その状態だと、下あごの中に空間ができる。これが音がこもる原因。
舌を引っ込めてあえてこもった音を作るのが「R」の発音。
※「R」の発音は、舌を「巻く」のではなく「引っ込める」のが正しい発音の仕方らしい。ネイティブの方が言っていたのでたぶん合ってる…
そしてもう一つは舌が「横に縮まる」こともよくない。
なので、「平べったく」を意識。
盛り上がってる状態のまま“下げる”のではなく、平べったくしたら盛り上がってる部分は勝手に下がるでしょ?
そしてこの形が喉にも影響を与える。
つまり、“平べったく”というのは、“横に広げる”ということなので、舌の付け根が横に広がると、当然喉も“横に開く”。
これだけで随分発声は楽になる。
まとめ
喉を下げる→どこに力が入っているかによっては逆効果
舌を下げる→固くなった舌を下げたところで力は抜けない
なので、舌を平べったくする→喉も自然と“横に開く”
歌いながら「舌を平べったくして、喉を横に開く…」と意識するだけで、アナタの発声は劇的に変わる!
ハズ。
下に動画貼っておきまふ。(漢字変換がいちいち“下”、“舌”とめんどくさい!)
さらに詳しく知りたくなったら…
全然一回こっきりで終わってもいいので(ひつこい勧誘とかないっす)、是非一度レッスンにお越しくださいまし。
軽~い気持ちで大丈夫でふ。
📞 0120-103-326
✉️ レッスンご予約はコチラ♪24時間受付!
✉️ その他のお問い合わせはコチラ♪
🕊 最新情報・プチボイトレ講座コチラ♪
🏠 大阪市北区芝田2-2-13 日生ビル東館307A
ご質問等、お気軽にご連絡下さい♪
New Article
Archive
- 2024年11月
- 2024年10月
- 2024年9月
- 2024年8月
- 2024年7月
- 2024年6月
- 2024年5月
- 2024年4月
- 2024年3月
- 2024年2月
- 2024年1月
- 2023年10月
- 2023年9月
- 2023年8月
- 2023年7月
- 2023年6月
- 2023年5月
- 2023年4月
- 2023年2月
- 2023年1月
- 2022年12月
- 2022年11月
- 2022年10月
- 2022年8月
- 2022年7月
- 2022年6月
- 2022年5月
- 2022年4月
- 2022年3月
- 2022年2月
- 2022年1月
- 2021年12月
- 2021年11月
- 2021年10月
- 2021年9月
- 2021年8月
- 2021年7月
- 2021年6月
- 2021年5月
- 2021年4月
- 2021年3月
- 2021年2月
- 2021年1月
- 2020年12月
- 2020年11月
- 2020年10月
- 2020年9月
- 2020年8月
- 2020年7月
- 2020年6月
- 2020年5月
- 2020年4月
- 2020年3月
- 2020年2月
- 2020年1月
- 2019年12月
- 2019年11月
- 2019年10月
- 2019年9月
- 2019年8月
- 2019年7月
- 2019年6月
- 2019年5月
- 2019年4月
- 2019年3月
- 2019年2月