2020.11.26喉を開く、通る声を作るトレーニング
喉が閉まる原因は意外なところにありました-確実に喉閉めを解消するボイトレ法
こんにちはこんばんは。
大阪梅田のクリアボイスミュージックスクールのボイストレーナー兼代表、ジウコトモニタです。
↓今回のテーマはコチラ↓
喉が閉まる原因はアナタが気づいていない意外なところにありました。
高音で喉が閉まる、カラオケで歌い続けると喉が疲れてくる・・・
そんな時に、誰しも一度は聞いたことがあるセリフ。
「お腹から声を出せてないんじゃない?」
言うんですよ、分かった風に聞こえるから。
これが大きな間違い。
熱心なクリアボイスブログの読者さんなら、
「はぁ?何言ってんの?そんなの知ってて当然じゃん?」と思われるかと思います。
(初めて訪問していただいた方は是非他の記事もお読みください)
この時代錯誤の間違いと、正しい喉閉め解消トレーニングの方法をご紹介していきます。
最後までお読みいただいた頃には、喉閉めの原因は払拭されているでしょう。
「偉そうに、お前誰やねん!」という方もいらっしゃると思うので、簡単に自己紹介しておきます。
ジウコトモニタ
ボイストレーニング歴15年、クリアボイス創業10年弱
これまでメジャーアーティストやTVタレント、芸人、アナウンサー、ラジオパーソナリティなど、声を使う仕事で活躍される方のボイストレーニングを数多く担当
その中で培ってきたノウハウで「僕にしかできないレッスンスタイル」を武器にクリアボイスミュージックスクールを立ち上げ、大阪で不動の人気を誇るスクールとなる
最近ではボイストレーナーの育成にも力を入れている
という感じで、ボイトレで失敗したくない人、あるいはすでに一度失敗している人は是非こちらのブログをお読みください。
では本題に入っていきましょう。
今回のテーマはコチラです。
今回のテーマ
・「腹から声出せ!」の間違い
・声の出る仕組み、声帯振動の原理の理解
・効率のいい練習方法と注意点
では一つ一つ解説していきましょう。
「腹から声出せ!」の間違い
そもそも“歌う”ということは、何も特殊能力ではありません。
普段話しているように自然に喉を使い、それがたまたま規則的にリズムやメロディーが進行していくだけに過ぎません。
あなたは普段人と話す時、腹から声を出していますか?
日常会話でもちろんそんなことしませんよね?
同じように自然に発声できれば、歌はもっと楽に歌えます。
腹から声を出そうと、不自然な動きをするから歌えないんです。
ごく稀に、それでうまくバランスが取れていい声が出る人もいないことはないです。
ですが、ほぼ100%に近い確率で失敗します。
※アナウンサーや舞台俳優などの場合は瞬間的に出す場面では「腹から・・・」を使うこともあります。
ですが、長いフレーズや高音域が出てくる歌においては非効率な体の使い方です。
[関連記事:まだ腹式呼吸とか言ってんの?]
声の出る仕組み、声帯振動の原理の理解
そもそも声はどのような仕組で出るのでしょうか?
ヒトの喉には声帯という二枚のヒダがあります。
このヒダが近づき、その間を肺から送られた空気が通ることでバタバタと振動し、声の元になる音(喉頭原音)が生まれます。
この時点ですでに「お腹から声を出して!」が意味プーなのが証明されてしまいましたね・・・
例えばギターのピッキング、
あるいは、卵をかき混ぜる、
弱すぎると上手く弦を弾けないし、上手く白身と黄身は混ざりません。
では、強ければ強いほどいいのでしょうか?
ものごとにはそれぞれに見合った場バランスというものが存在します。
声にも、適度な声帯閉鎖と、適度な息とのバランスが必要です。
声帯は完全に閉じると息が止まります。
なので、“不完全に”閉じることでその間を空気が通り、振動します。
喉が閉まる(声帯の閉じる力が強すぎる)というのは、体が“息を出したくない!”と反応しているからです。
「腹から声出して!」とさらに大量の息を送り出そうとするとどうなるか、容易に想像できますよね?
効率のいい練習方法と注意点
ですので、練習方法としては、
①まず強すぎる閉鎖を緩める
②そのことで息が出ていくやすくなるので、体で止める(支える)
という練習をおこなうのがベストです。
具体的には、
ハッ!
という発声練習法です。
ハヒフヘホは、しっかりと息を使う発音なので、喉が閉まりにくいのと、連続で「ハッ!ハッ!ハッ!」ということで体の支えを意識しやすい特徴があります。
[参考動画:カラオケで楽に歌えるようになる腹式呼吸]
動画ではあえて“腹式呼吸”という言い方をしていますが、これが正しい腹式呼吸の使い方です。
みなさんがイメージする、お腹をベコンベコン動かすのは、お腹を動かす筋肉を使っているだけで呼吸とは何ら関係ありません。
これの注意点は以下。
注意点
1.からだが動かないこと
2.ハァ!と、“ア”が出てこないこと
まず1.
体が動かないようにするのは、①動かないように支える力、と、②そもそも体が動くほど息を使わない、というところです。
次に2.
“ア”が出てくる時は、母音を押している時、すなわち、喉を使っている(“ア”を喉で強調していまっている)時です。
これをひたすらおこなうだけで、劇的に喉閉めは解消されます。
是非やってみてください。
まとめ
ではまとめておきます。
喉が閉まる意外な原因は、専門家ではない人の「お腹から声出せばいいんじゃない?」の一言
発声は声門閉鎖と呼気圧のバランスが重要。押せばいいというものではない
最も効果的な練習方法は「ハッ!」
早速明日から使えそうではないでしょうか?
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
是非他の記事もご覧ください。
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