2023.07.03trainer's column・喉を開く、通る声を作るトレーニング
【時間もお金もいらない!】喉のケア方法をプロのボイトレ講師が教えます!
ボイトレ以外で日頃気を付ける喉のケアの方法ってないですか?
それでは、日頃の喉のケアの方法をご紹介していきますね。
喉のコンディショニングは、シンガーはもちろん、カラオケ好きの人にとっては必須。
もちろんそれ以外でも、万病は喉から、と言われるくらい、健康管理の面でも、喉のケアは欠かせません。
「でも一体何をすればいいの?」という方も多いかと思います。
そこで今回は、「誰でも」「どこでも」「お金と時間をかけずに」喉のコンディショニングができる方法をご紹介していきます。
ジウコトモニタ(谷本恒治) クリアボイスミュージックスクール代表 数多くのプロミュージシャンのボイストレーニングを担当し、 TVなどでも紹介される。 発声のメカニズムなど確かな知識に基づいた的確な指導で、 現在も全国各地から受講生が集まっている。 |
この記事で分かること
・日頃の喉のコンディショニング
・気持ちよく歌うための喉の作り方
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喉を守る4つの「S」
ストレッチ
喉の周りの筋肉はとても繊細です。
水分補給
体に良くない飲食物が、わざわざ「食品」として市場に出回ることはありません。なんでもOKです。
まず考えてみてください。
声はどこから出ますか?
そうです。
では、飲食物はどこを通りますか?
ということは全く関係ありませんよね?
食べ物や飲み物を飲み込んだ際、喉頭蓋(こうとうがい)という軟骨が傾き、喉頭(声帯がある軟骨)の上を文字通り蓋をします。
試しに「ゴクン」と唾を飲み込んでみてください。
男性でいうと喉仏のある部分がグンッと引き上がったと思います。
この動きを嚥下(えんげ)と言って、この動きによって喉頭蓋が傾き、声帯の上を蓋することで気管に飲み込んだものが流れ込まず、食道の方へ送ることができます。
なので、飲んだものが声帯に当たることは100%ありません!(誤嚥の場合を除き、通常の嚥下ができた場合)
そして「ボイトレに良くない」とされる飲み物…
・ウーロン茶…喉の粘膜の油分を流してしまう→声の良し悪しと油分は関係ありません
・コーヒー…利尿作用がある→だから?おしっこが近くなったら声が出しにくいの?
ちなみに僕はボイトレ時にコーヒーを飲みます。
コーヒーに含まれるカフェインは、筋肉の働きを良くする作用があります。
また、摂り過ぎなければカフェインはアンチエイジングにも効果があると医学的エビデンスも証明されています。
(ここでの「摂り過ぎ」は一日に缶コーヒー6本以上だそうです)
摂り過ぎがよくないのは糖分も塩分もなんでも同じです。
健康を害する、声が出しにくくなる飲み物は市場には出回っていません。
食事
食事も水分と同じく、「体によくないもの」は市場には出回っていません。
前述の通り、声が通る道と飲食物が通る道は全く違います(そのための喉頭蓋です)
辛い物に含まれる「カプサイシン」は、血流をよくする、疲労回復などの効果があります。
特に声帯振動、発声に関わる筋肉、肩こり(発声の敵です)改善にとって、血流の促進は最有効です。
カプサイシンは積極的に摂りましょう。
睡眠
大谷翔平選手はとにかく寝るそうです。
これには科学的根拠があります。
そのキーワードは神経疲労です。
なかなか馴染みのないワードですが、神経系の疲労の回復には数日かかるそうです。
コンディション、という観点からだけで言えば、ボイトレ(比較的負荷をかけるトレーニングとして)を行ったら数日は休む、という方が良さそうです。
そしてその神経疲労の回復に一番必要なのが睡眠です。
実は日本人は世界で一番平均睡眠時間の少ない国です。
なかには「昨日寝てないんだよね…」なんて、睡眠時間が短いアピールをわざわざする人もいます。
(僕は「あー、時間の使い方がヘタな無能なんだな…」と思って聞いています)
一日8時間を目標にしたいですね。
僕も昔は「寝ている時間=生きていない時間」と考え、8時間寝たら90歳まで生きたとしてもその1/3、つまり30年間は寝ている(生きていない)ということになるので、なるべく睡眠を取らないようにしていたこともあります。
でも今は、コンディションの悪い60年を生きるより、コンディションが万全な50年の方が有意義ではないか、と考えて、睡眠時間は意識して確保しています。
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喉のコンディションを整えるボイトレ
息のコントロール
居酒屋などガヤガヤしたところで大きな声で喋ると次の日、喉がイガイガ…なんてこと、あるんじゃないでしょうか?
長時間強く拍手し続けると手が痒くなるのと同じです。
日頃からトレーニングで声門閉鎖と呼気圧のバランスを整える必要があります。
声門閉鎖に関してはコチラをご参照ください。
安定して通る声、響く声が作れれば、「力任せな大声」を出さなくても、十分な声量は得られます。
もちろん「お腹から声を出して!」なんて昭和の幻想は忘れましょう。
腹式呼吸に関する解説はコチラ。
声帯のトレーニング
声帯は内側から筋肉→靭帯→粘膜と三層で成り立っています。
なので、雑に「鍛える」だけだと、一番触れ合う時間の多い粘膜を傷つけてしまいます。
粘膜は残念ながら鍛えることができません。
その粘膜に負担がかかるとどうなるか。
激しくぶつかり合いを続けると、マメのようなものが出来てしまいます。これがポリープです。
ポリープはシンガーさんだけがなる症状ではありません。一般の方でも、そんなに頻繁にカラオケに行っている訳ではなくてもポリープを発症する人はいます。
ポリープができると、声帯が上手く合わさらず、声が出しにくくなります。
それには声門閉鎖の仕組みを知っておく必要があります。
コチラをご参照ください。
その他の喉の筋肉のトレーニング
声を出すのに、様々な筋肉が複雑に関わっています。
甲状披裂筋、輪状甲状筋、外側輪状披裂筋、斜披裂筋、披裂喉頭蓋筋、胸骨甲状筋、茎突咽頭筋、咽頭収縮筋群、甲状…、
もういいか。。
これらの筋肉がきちんと動いてくれない、使い慣れていなかったり、声を出す機会が少なく、十分に運動できていないと、無理な動きをしようとしてしまいます。
これらの筋肉を日頃使い慣れておく必要があります。
さらに詳しい解説や具体的なトレーニング方法はコチラをご覧ください。
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まとめ
・喉のコンディショニングに重要な「4S」
(ストレッチ・水分・食事・睡眠)
・当然トレーニングも必要
(息、声帯、喉の筋肉)
上手く歌えないだけでなく、上手く声が出せない、あるいは声を出していなくても「なんか喉に違和感…」なんてことが続くとストレスですよね?
日頃から喉のコンディショニングに気を付けて、喉から健康管理を心がけましょう。
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最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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