2020.08.05trainer's column
歌が上手いとは?~休符を歌う~
ちゃおー♪
大阪梅田のクリアボイスミュージックスクールのUmiです!
秋まだ遠く、厳しい残暑が続いておりますが、
皆々様におかれましては、ますますご健勝のこととお慶び申し上げます。
そんなわけで、
今日はトレーナーズコラムいってみよぅ!
生徒さんにも質問されることが少なくないこの疑問、どう答えますか?
「歌が上手いってなんなんですか?」
むずいですよねこれ。
私はいつも「歌に正解はない」だとか「上手いって思えば上手い」だとか。
割と曖昧な答えを笑いながらゆっちゃうんですが、
本気で聞いてきてるな。。。感を察知したときは、
こう答える!
という、私なりの?見解について今日は書いていきたいと思います。
れっつらごー!
《休符を歌う》
私が思う、「歌うまいなぁ。。。」って人たちのわかりやすい共通点は、
休符をちゃんと歌っている
ということ!
休符って、音が鳴ってない部分。
でもそこに、繊細な息遣いが聞こえてきたり、
むしろ本当に無音にしたとしてもリズムが聞こえてくるような歌は、
やはりとても素敵に感じます。
これもとってもよく質問されることなのですが、
「リズムが上手くできないんです~」
と。
私もリズムキープは永遠の課題として日々頑張ってはいるのですが、
気をつけているのはやはり休符の取り方。
難しいですよね。。。
これは私は中高で吹奏楽をやっていた時に、ずっと指導されていたことでもあります。
楽器がいっぱいあればあるほど、休符にもボリュームがあったり、
一本の楽器のソロパートだったりすると、みんなが息を殺さないといけなかったり、
全楽器が入る半拍前で全体のブレス音が聴こえてくるように練習したり。
そういった鍛錬(というほど真面目にやれてなかったけど;)が歌に活きているかなぁって、
ちょっと思えます。
つまり、リズム感を整えるポイントとして、
休符をしっかり取れるようになる
ことはとても重要です!
誰か好きなアーティストの歌とかを聴くとき、
何拍伸ばしているのか、
何拍休んでいるのか、
何拍目で息を吸っているのか、
そういった細かいところまでしっかり聴くことが大事です。
なんとなく聴いて歌って・・・を繰り返すより断然効率が上がりますよぅ!
本気で一曲仕上げたい時は、家やリラックスできる空間で、
イヤホンをして周りの音をシャットアウトして、目を閉じて、
めちゃめちゃ集中して曲を聴くことがおすすめ!
ここまでするのはなかなか大変だったりもしますが、
今まで気づけなかった部分が絶対たくさん見つかります。
意外と息っぽく歌っていたな、とか、
ここで息吸ってたと思ってたけど違った!とか、
間違って音の高さ覚えてた~とか!
そしてやはり注目してほしいのは、
歌詞のない部分(休符の部分)。
休符を歌えるシンガーは素敵です!
《ブレスアウト》
休符を聴き手に感じてもらうための手段として、
息の吸い方、吸うタイミングはもちろん重要ですが、
同じくらい、
息の吐き方もとても大事です。
最近で言うとOfficial髭男dismのボーカル藤原さんは、
ブレスアウトが特徴的なシンガーですね!
フレーズを歌いきった後に一気に息を吐き出すと、
曲の切なさ、必死さといった熱い感じを表現してくれます。
ミスチル桜井さんとかも代表的。
あれを上手にやるには、
声帯に対して呼気圧を適度にかけておくスキルが必要。
息の圧をかけると声帯は閉じますよね。
かけすぎると閉じすぎて硬くなるので、
適度にかけられるようにならないと難しい。
ここはボイトレ!
↓声門の正しい閉鎖を促す練習に最適なやつ。
でもここが1番難しいトレーニングかも。
踏ん張っておきながら声帯は柔軟に。
でも適度なハリを保っておきつつ、
語尾に差し掛かった時瞬時に圧を高めて息を抜く。
難しいけど歌の表現力を上げるには必須かも。
語尾処理が難しいと感じている場合、
発声の訓練をしないといけないことが多いです。
でもそれだと「歌うのって難しいんだ。。。」って思っちゃいますよね。
出来るだけそうならないようにしたいのが本音。
なので、
「この人語尾処理上手いなぁ」
と思う人のマネをなんとかしようと努力してみるのは大事!
一回でできなくても、何度も何度も繰り返しチャレンジ!
疲れたら休む!それだけ~!
《まとめ》
「歌の上手い人」は、
「休符を上手に歌える人」。
これが私なりの意見。
ですが、やはりいろいろな見解があってしかるべきなのが音楽。
歌の表現の仕方には本当に様々な方法があって、
「歌がうまい」を語りだすときりがないほど。
でもやはり、自分が「この人上手い」って思う人は、
歌が上手いんです。
人によって意見や感じ方がもちろん違うので、
自分が上手いと思っているシンガーに対して、
「この人あんまり上手くないね」
といった意見を耳にすることもあると思います。
私も大いにあります。
でも混乱せず、「いや上手いやん!」と思えたなら、
それはきっとあなたの中の
「こうなりたい」
のはず。
音程が合っているから
リズムキープができているから
ミックスボイスが使えているから
などなど、歌がうまいの定義は様々。
どれも間違いでなく、どれも正解でなく。
歌には正解もゴールもないと思っています。
表現することは自由で無限ですっ!
「上手くなりたい」と漠然と考えるより、
「こういう歌い方がしたい」と、すぐ答えられる用意ができているといいと思いますよ^^
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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