2019.11.16ミックスボイストレーニング
【高音発声のコツ】高音はこれが出来たら楽に出せるようになる!
こんにちは。
大阪梅田のボイトレ・ボーカルスクール、クリアボイスミュージックスクールの谷本恒治ことジウコトモニタです。
今日はみんな大好き高音発声について。
「高い声が出しにくい!」
その原因は、実は低い声にあります…
な、場合もあります。
いままで高音、高音、ってやってきてなかなか上手く行かなかった人は、多分コレで劇的に変わります。
目次
- ○ 実は低い声も出しにくかった!
- ・低い声、ちゃんと出せてまっか?
- ・まずはミックスボイスを練習
- ・ここで分かってくることがある
- ○ 実際にチェストの練習をすると案外うまく行かないことに気付く
- ・ヒトの筋肉は「忖度」ができる
- ・ミックスボイスにおける忖度とは?
- ・次は忖度できない状態で練習
- ○ しこたまコレをやってみよう
- ・鼻でフンッと笑う
- ・ンガッと言う
- ○ 結局のところ
- ○ もっと知りたい!という方は是非レッスンにお越しくださいまし
実は低い声も出しにくかった!
高い声が出しにくい人は、実は低い声も出しにくいはず。
「いや、低い声は得意なんですけど…」という人。それが原因。
本来、低い声が得意であれば高い声は出ますでふ。
どういうことか…
低い声、ちゃんと出せてまっか?
「低い声は得意だ」という場合、実は「チェスト側の筋肉が過剰に働いている」ということがあったりする。
常々言う通り、ボイストレーニングの目的は「ミックスボイス」。そしてミックスボイスというのは「高音をカッコ良く歌う」とか、「地声のような…」とかではない。
あくまでも「声帯って自然に使うとそうだよね」というもの。
つまり「地声が得意(=地声が強すぎる、として)」は、「不自然な発声」と考えることもできる。
まずはミックスボイスを練習
ひつこく、これは大前提。
なるべく、幅の広いスケールで練習、発音もなるべく強くない発音で練習してやる。
で、この「ミックスボイス練習」というのが、ここでは「声帯のストレッチ」という定義にしておく。「カッコ良く歌うトレーニング」ではないということ。
ここを間違えると一向に前には進めない。
競輪選手で言えば、スクワット、デッドリフトなどのトレーニングで下半身を鍛えることが「カッコ良く(誰よりも速く)自転車に乗るトレーニング」。
ミックスボイス練習は「自転車に乗る練習」というだけ。ここ、絶対に間違えないように。
ここで分かってくることがある
つまり、ミックスボイスの練習というのは、「自然に自転車は乗れるよね?フラフラするのはどちらかに重心がかかっているかも分からないし、過剰に腕や肩に力が入っているかも分からないね、もしくは漕ぎ過ぎているかもね」という、“粗探し”のようなもの。
この“粗”というのがいわゆる「ブリッジ」でふ。
ブリッジというのは、チェスト~ミドル、ミドル~ヘッドに“自然と”移動していく際にバランスを取るのが難しくなるエリア。
このブリッジが早いか遅いか、そこで何をしてしまっているかを見つける重要な練習でふ。
まずはこの行き来をスムーズにすること。
実際にチェストの練習をすると案外うまく行かないことに気付く
ある程度スムーズに行ったら、次のステップに入って行く。
「え?これでミックスボイスの完成じゃないの?」
違うんだな。実はこの段階で大きな(でもない)落とし穴が待っている。
それをまた“粗探し”していこう。
ヒトの筋肉は「忖度」ができる
例えば今日腕立て伏せをやってみて欲しい。
男性なら20回、女性なら10回できれば上出来ではなかろうか。(ちなみに僕はトレーニングの日は100回やるっす。えへ。)
それを頑張って一週間続けてみよう。
一週間後、どうだろう?+5回くらいはできるようになっているのではなかろうか?
「お?筋力ついてきた?」
実は違う。
筋肉の変化というのは、大体3か月くらいかかると言われている(個人差あり)。
なので、たかが一週間で+5回分の筋力がつくワケはない。
では、なぜ+5回できたのか?
そう、それが「忖度」でふ。
己の筋肉が、「上手いことやる」ポイントを見つけるのだ。徐々に悪い方向に言い方を変えてみると、
上手いことやるポイントを見つける
↓
ラクできるポイントを見つける
↓
誤魔化す方法を見つける
ということ。(なので筋トレというのは一週間ごとにウエイトを上げていくのだ。一週間ごとに筋力がアップしているワケではない)
ミックスボイスにおける忖度とは?
ミックスボイスにおいても「忖度」は起きる。いや、むしろ起きていい。
僕も生徒時代、「ミックスボイス、できた!」と思ってから2年後くらいに、「あの時のミックスはできてなかった」と気づいたし、だからこそ次のステップにいける。
実際に生徒さんにも初めは「境目(ブリッジ)を誤魔化そうとする、でいいよ」と言う。
ただ、この“誤魔化せた”状態でミックス完成、ではないのでふ。
忖度した1.5オクターブのスケール練習。どこが良くないか分かるかな?ついでにリツイート、いいね、フォローよろしくね。
次は忖度できない状態で練習
なので、次のステップとして「忖度できない状況」を作ってやることが重要。
第一段階の「忖度ミックス」で主に使うスケールは1.5octave scaleというヤツ。(下に貼っておきまふ)
これはチェストから一気にヘッドに、またその逆を行き来するスケールなので、よい意味誤魔化しやすい。(なのでこれを使うのだが)
なので今度はブリッジらへんをじわじわ行き来する練習をしてみる。
腕立て伏せで言うとゆーっくりやってやるような(ちょっと違うような…)
「誤魔化しきかない」状況でブリッジをまたごうとすると、ほぼ100%の人(第一ステップをクリアした状態の人であれば)が躓くはず。
そう、ここで冒頭に書いた「チェスト側の筋肉が過剰に働いている」ことが判明する。
しこたまコレをやってみよう
ということで、「高音をラクに出すための」低音発声の練習をしこたまやってみる。
ちなみにコレ、ちゃんとやるの案外ムズイでふ。
おそらく「できた!」と思っても出来てないことの方が多いでふ。
でも根気よくやるでふ。
鼻でフンッと笑う
多分しょっぱなから躓くでふ。
鼻を鳴らす。
喉を使ってしまうと、おそらく鼻が鳴らないはず。でも喉が力んでいる自覚ないっしょ?
これが高音が出しにくい原因。
つまり、低音でも力が入っているけど、それが高い所に行って初めて気づくというだけ。
歌う時に鼻から息を吐くことはないけど、この練習に限り、鼻から息が出なければ失敗。
フンッの練習。最後に悪い例もやってるので見てね。ついでにいいね、チャンネル登録もよろしくね。
ンガッと言う
これも正直最初はムズイかも。が、これが出来れば高音発声は劇的に変わる。
ガッという前にビミョーに「ン」が入る感じ。これも喉が固くなると「ン」は言えない。
かと言って抜けると「ンナ」みたいになるので、しっかり「ガ」を言いつつビミョーに「ン」を入れる。
ンガッの練習。ンが言えない時は喉が固くなってるよ。いいね、チャンネル登録よろしくね。
結局のところ
輪状甲状筋というのが声帯を引っ張って音程を上げて行くと甲状披裂筋というのは薄く伸ばされて裏声(ヘッドボイス)に近づいていく。
そこにチェスト感を入れていくのに筋肉に力が入る(=硬くなる)と当然音程は上げられなくなる。
この原理を念頭に置いて、チェストボイスというのを「声帯を固めて強く鳴らす」から高音に行きにくくなるのでふ。
なので、チェストでも固めてはいかんのでふ。あくまでも声帯は「フワッ」と(あるいは「ピトッ」と。なんせ「ギュッ」ではなく)閉じる。
その状態で“間接的に”甲状披裂筋に厚みを作ろうとする動きをするので高音発声に(特にヘッドにもうちょいチェスト感を入れるのに)とても有効的なのでふ。
この「鼻でフンッ」、「ンガッ」が上手く言えない時は声帯を固めてしまっていると考えてよいかと思いまふ。
ヘッドを強化したければチェストの出し方を変えよう!
の回でした。
もっと知りたい!という方は是非レッスンにお越しくださいまし
一回こっきり、三回こっきりでも全然OKなので、「一回行ったら入会とか強引に勧められるのかな…」なんて疑念は不要。
めちゃめちゃ軽い気持ちで来てくださいまし。
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