2022.06.05trainer's column
人気ボイストレーナーが生徒さんに対して心がけることとは?
ジウコトモニタ(谷本恒治) クリアボイスミュージックスクール代表 数多くのプロミュージシャンのボイストレーニングを担当し、 TVなどでも紹介される。 発声のメカニズムなど確かな知識に基づいた的確な指導で、 現在も全国各地から受講生が集まっている。 |
こんにちはこんばんは。
大阪ボイトレスクール、クリアボイスミュージックスクールのジウコトモニタです。
これまで多数のプロのシンガーさんを含め、16年間で1万人以上のボイストレーニングを担当してきました。
そんな長年のいぶし銀の知識と経験に基づいたボイトレに関する様々なお話をしていく“ジウコラム”、「ネットフリックス見漁ってもう見るものなくなった」という時にお読みください。
今回は生徒さんとトレーナーの共通意識の作り方、とでも申しましょうか。
ボイストレーナーがレッスンをする上で、生徒さんに対する接し方、言葉の選び方、アプローチの仕方を、どのように工夫すべきか、という、非常に難しい問題についてお話していきます。
ボイストレーナーの方にとっても、ご自身のレッスンの組み立て方の参考にしていただけるでしょうし、これからボイトレを検討している方にとっても、ボイトレスクール、トレーナー選びの基準にしていただけるのではないかと思います。
1.典型的な“ダメダメトレーナー”の特徴
みなさんは“ダメダメトレーナー”と聞くとどんなイメージを持たれるでしょう?
スキルが足りない?
それは論外です。
“ダメダメトレーナー”の特徴は、
自分の方法論を当てはめようとする人
です。
それは教則本やYouTube動画で十分です。
動画は僕もやっています。
これからボイトレスクールを探そうと思っている方に、「こんな先生が教えてくれるんだ」とか「こういう考えを持った先生なんだ」、あるいは、「この先生のスキルは信用できるな」と、スクール選びの参考にしていただくのに、絶好のツールだと思っています。
しかし、あくまでも動画などは「こういう考えもありますよ」というものにすぎません。
実際、レッスンでは二人として全く同じ内容で進めることはありません。
骨格の違い、筋肉量の違い、音域の違い、元々の癖の違い、さらには性格の違い。
それらを加味して、例え同じエクササイズ、同じ課題に取り組むにしても、伝え方やアプローチは必ず違ってきます。
そこを考慮せず一方的に「こうやってくださいね」は、動画で十分、生徒さんからすればそこに時間とお金を使う価値はありません。
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2.そもそも受ける側×教わる側、という考えが間違い
僕はレッスン、特にマンツーマンレッスンというものは、共同作業だと思っています。
僕は常日頃「教わるレッスン」ではなく「考えるレッスン」「気付くレッスン」を心がけている。
学生時代に授業で習ったことなんざ、ほとんど覚えてないっしょ?
でも自分で答えにたどり着いたり、「なるほど!」と感銘を受けたものは一生残る。— 大阪ボイトレ クリアボイス (@clearvoicemusic) June 4, 2022
生徒さんが出したい(であろう)声を尊重する、その上でなるべく肉体的に負担の少ない出し方を見つけてあげる、それに対してどう反応しているかをきちんと見極める。
こちらが「こうなってください」というものではなく、二人三脚で声をビルドアップしていく共同作業。
そのためにも、一人一人の特徴に合わせたアプローチが必要なのです。
自分の方法論、自分の経験則はあくまでも「参考程度」のものであるべきです。
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3.言語化することの重要性
もう一つ、僕が大事にしていることがあります。
「最も」大事にしている、と言っても過言ではないかも分かりません。
それは、
生徒さんに言語化してもらうこと
です。
先に紹介したTwitterのツイートにもあるように、自分で納得したもの、感銘を受けたものは、人間はなかなか忘れません。
現に、中学高校と6年間も受け続けた英語の授業、ほぼ覚えていないにも関わらず、夏休みに親友と語り合った内容は鮮明に覚えているのではないでしょうか?
これは大げさに言うと「心が動いた」からです。
心が動いた出来事、体験は絶対に忘れません。
他にも言語化してもらう理由はいくつかあります。
生徒さんに言語化してもらう理由
・発言権を持ってもらうことで受ける×教わるではなく対等の立場になってもらう
・そのことで生徒さんの方から質問をしやすい雰囲気を作る
・自分の言葉で体感を表現することで自身の理解をより深めてもらう
・生徒さん独自の表現をもらうことでトレーナーとの共通言語を作る
・言語化できなかった部分をより意識してエクササイズを行うようになる
枚挙にいとまがありません。
上手くいった際にどういった感覚だったのか、あるいは上手くいかないと感じた時にどの部分にストレスを感じるのか、
生徒さん自身の言葉で言語化してもらうことで、より自身の中で課題を明確にしていく。
レッスンの進捗具合がハンパなく上がります。
もしこれをボイストレーナーの方が読まれていたら、是非試してみてください。
生徒さんの質問の内容そのものがみるみるハイレベルなものになっていき、こちらもより楽しくなってきますよ。
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