2020.07.19ミックスボイストレーニング
たったこれだけ出来たらボイトレマスター!-ミックスボイス練習の超基本【初心者でも簡単♪】
「ジウコ先生、“これだけやってたらいいよ”っていうお手軽な練習方法ないっすか?」
はい、どーぞ。
【ジウコのワンポイントボイトレ】
“マン”を極める。これがちゃんとできたら他に何もいらない。もっと強く君を抱きしめたなら他に何もいらない。
詳しい解説はクリアボイス会員ページでやってま↓https://t.co/KpW2TYoClA pic.twitter.com/JP4Y8hXZC7
— 大阪ボイトレ クリアボイス (@clearvoicemusic) July 19, 2020
終わってしまった。。
一応、解説書いておこうか。。
ども。大阪は梅田の一番坪単価高い所にある(いや、知らん!)ボイトレスクール、クリアボイスミュージックスクールの谷本恒治ことジウコトモニタです。
名前を逆から読んだだけです。
サリナバチタみたいなもんです。
では、今回のテーマ。
実はこれが出来たら他何もいらん!「マン」という発音
という感じっす。
<<まずはリップロールがちゃんと出来ること>>
これは大前提ですす。
むしろ「マン」よりもこのリップロールが完璧であれば、それこそ他に何もいらないです。
2.フワッとした音を出す(“声”感を入れない)
3.口の中は「ウ」ではなく「ア」の形
です。
これらを意識して、できるだけ幅広いスケール(音階)で練習します。
というのも、
2.自然な声帯閉鎖を作る
3.その状態で輪状甲状筋に働きかける
だからです。
声は(シンプルに説明すると)甲状披裂筋(声帯に張りを作る筋肉)と輪状甲状筋(音程を作る筋肉)という二つの筋肉のバランスで作られます。
ザックリ。
2.輪状甲状筋が頑張る→声帯を引っ張って薄く伸ばし、音程を上げる→裏声寄り
3.このバランスが作られた状態がミックスボイス
です。
なので、声帯の筋肉(甲状披裂筋)にテンションがかかり過ぎない状態を作って、高音域(裏声域)まで行ったり戻ったりして、輪状甲状筋をしっかり活躍させてやる練習が必要なんです。
(よく「リップロールで声帯を温めます」みたいな説明をしている人がいるけど、抽象的すぎ!目的が分かっていないと、どんなエクササイズも効果はありません!)
ということで、使うスケールはこんなの。
(男性key)
(女性key)
2種類使うのは、音程差によって輪状甲状筋の働きが違うためです。是非セットでおこなってください。
よければチャンネル登録もよろしく。。
<<リップロールの延長上にあること>>
次にいよいよメインディッシュの「マン」という発音にいくんですが、これは“より閉鎖感を作って行く”という目的もあります。
が!
“意図的に”声帯を閉じようとする必要はありません。
「m」の発音で“勝手にそうなってしまう”ようにするのが理想。
なので、リップロールのプルルルル、がンーに変わっただけで、後は何も変えないこと(口の開け方、声帯のリラックス)。
意識としては「裏声にしようとはするけど“m”の発音は大事にする」という感じかな。
で、「マァ!」と声を押し出さずに、「m---」と言いながら時々口をパクパクしてるだけ、という感じ。
マンマンの練習になった途端、喉を締めてしまう、っていう時はリップロールに戻る、と言う感じで、徹底的にやれた方が良いです。
<<さらに強化するには>>
そもそものマンマン練習の目的を理解しておきましょう。
2.声門閉鎖
です。
1.2.と書いたけど、実は意識する優先順位としても、この順番で出来た方が良いです。
上述の通り、“閉鎖”が一番に頭にあると、どうしても力を入れてしまいがち。
そうすると声帯は固くなり、音程も作りにくくなるし、響きも上に持っていきにくくなる(詰まった感じの音になる)。
まずは「抜けてもいいので“ンー”で鼻の奥の響きを作る」ということを最優先しましょう。
“フンー”になっていなければ十分OKです。
その次に、“その状態で”より声帯を厚く合わせるというトレーニングをしていきます。
(この「厚く」というのは、多少イメージもあります)
みなさん、日常生活において、声を出す以外で声帯が閉鎖する場面って分かりますでしょうか?
“気張る“”時です。
重たいものを持つ時、トイレでウ○コする時、などなど。
声帯がピタッとくっついて息の流れをせき止め、体に空気がたまることで力が入り、重たいものを持ち上げたりすることができるんですね。
では、
重たいものを持つ時、喉を締めている感覚はありますか?
もちろん、そんな人はいないはず。
これを使って練習してみます。
(意識しすぎると過剰に力んでしまいます。電子レンジを持ち上げるくらいの“気張り”で充分)
で、バッ!という発音で練習します。
バッはとても万能。
2.濁音の発音の瞬間に声帯が分厚く合わさろうとする
3.空気圧が強くなる
といった感じ。
軟口蓋(上あごの奥の窪んだとこのさらに後半の柔らかいところ)が上がる原理はまたおいおい…
パピプペポ
バビブベボ
この2種類を発音してみましょう。
なんとなく、バビブベボの方が声帯がムギュッと合わさる感じしません?
それに加え、強い破裂(空気のタメ)を使うので、高音のパワーアップに持って来いな練習です。
で、ここで感じた「タメ」、「声帯の厚み」を意識して、再びマンマンに戻ってみます。
☑マンマンで声帯に負荷をかけないようにリップロールでチェック
☑マンマンに厚みをつけるためにバッで強化トレーニング
これができるだけで飛躍的に発声が良くなると思います。
是非続けて練習してみてください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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クリアボイスミュージックスクール
講師 ジウコトモニタ
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