2024.03.18ミックスボイストレーニング
地声から練習?裏声から練習?正しいボイトレの手順とは?
これだけ情報過多になると、「地声から練習するの?」「裏声から練習するの?」「結局ボイトレって何から始めればいいの?」と、逆に疑問だらけ。
ボイストレーニングにおいて「正しいトレーニング」とは何なのか?徹底的に網羅していきます。
ジウコトモニタ(谷本恒治) クリアボイスミュージックスクール代表 数多くのプロミュージシャンのボイストレーニングを担当し、 TVなどでも紹介される。 発声のメカニズムなど確かな知識に基づいた的確な指導で、 現在も全国各地から受講生が集まっている。 |
この記事で分かること
・ボイトレで失敗しない方法
・正しいボイトレの練習方法
・地声から練習するのか裏声から練習するのか
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そもそもボイトレって何をするの?
ボイストレーニングの考え方
今回はそこから詳しく解説していきます。
世の中には様々なボイストレーニング理論が蔓延しています。
その中で一体何が正しいのか、何を取捨選択すればいいのか、ボイトレ初心者の方にとってはまずそこが難しいですよね?
ここでは(あくまでも僕の理論として)本来のボイストレーニングの目的や考え方を解説します。
ボイストレーニングとは、あなたの本来の声を作る(あるいは見つける、取り戻す)ためのものです。
例えば、せっかく高級なギターを買っても弦がサビていたり、指板やフレットが埃まみれだったりすると、それだけでいい音、そのギター本来の音が鳴りを潜めます。
綺麗な弦を張ってあげたり、ボディーやネックを拭いてあげたり、ネックの反りを直してあげることでそのギターの本来の音、ベストな音が出てきます。
同じように、人間の体を楽器に置き換えると、
1.しっかり息が吸えているか、吐けているか
2.喉はリラックスできているか
3.共鳴腔(喉の開きや口の開け方、舌の使い方など)はしっかり使えているか
4.声帯は適切に使えているか
といったことが重要になってきます。
つまり、あなたの体(発声に関わる器官)をフル活用することで、あなた本来の声が出てくるのです。
近年では、やれなんとかボイスだのと理屈が先行しがちですが、ベストな発声方法=あなたの一番いい声というのが僕の考え方です。
一人一人トレーニング方法は違う
僕のメソッドでも、ある程度の「こういったタイプの方にはこう」というものがありますが、あくまでもそれは「ガイドライン」。
結局は骨格も違えば筋肉量も違い、さらには現状の発声の癖も違います。
特に大きく差が出るのは顎の大きさと舌の大きさ(厚さ、長さ)。
20年ボイストレーナーを続けてきて「この人とあの人は同じだな」と感じたことは一度もありません。
それだけにトレーニング内容は繊細なものになってきます。
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ボイトレは地声から?裏声から?
ベースは「そもそもその考え方じゃない」
もちろんケースバイケースで「とりあえずしっかり地声を鳴らせるようにしましょう」、あるいは「裏声を綺麗に出せるようになりましょう」ということはあります。
が、ベース(あなた本来の体の使い方という考えから)は、何声とかじゃなく、が理想です。
というのも、そもそも声帯は「地声」「裏声」という風に声が二つに分かれることはないのです。
輪ゴムをイメージしてみてください。ギターをされている方はギターの弦でもOKです。
輪ゴム(ギターの弦)をグイーっと引っ張っていくとどんどん伸びていきますよね?
その輪ゴムを弾くとビヨ~~ンと音が鳴ります。張れば張るほど音程は上がります。
では、その輪ゴム、どこかで音が切り替わりますか?
ただの低い音、高い音、ですよね?
声帯も同じです。
音程を変えるのに声帯を間接的に引っ張る力が働きます。
引っ張られると音程が変化する。それだけです。本来は切り替わらないはずです。
これが本来の使い方という部分です。
と、ここではザックリな解説にとどめておくので、もう少し詳しく知りたいかたはこちらを併せてお読みください。
「負荷」という観点から言うと…
なので僕は「なんか鳴っている低い音、高い音」「あんまり鳴っていない低い音、高い音」という表現をよく使います。
一般的には鳴っている音=地声、あんまり鳴っていない音=裏声、なんでしょうけど…
(「地声」「裏声」という名称に捉われると100%上手くいきません!)
その考え方で、「トレーニングはなるべく負荷の軽いものから徐々に負荷を上げていく」というセオリーでいくと、
「あんまり鳴っていない音」(≒裏声)からトレーニングするのが望ましいと言えます。
ただ、現状ですでに負荷がかからな過ぎている方もいるにはいるので、そういった方には「あえて負荷をかけて、そこから効率化を図っていく」という進め方もあります。
結局「その人による」というしかない、元も子もないですが…
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それぞれのメリットデメリット
≒地声から進めるメリットデメリット
では自主練をする場合、どのように進めるのが望ましいのか。
「なんか鳴っている音」を意識したトレーニングの場合。
メリットとしては、比較的短期間で手ごたえを感じやすい部分です。
「なんか前より芯のある声が出せているぞ」となる感じです。
一方デメリットとしては、いわゆる「地声張り上げ(プルチェスト)」発声になってしまうリスクがあることです。
方法論が間違っている訳ではなく、その方法があなたに合っているかの見極めが正しくはなかったということです。
≒裏声から進めるメリットデメリット
次に「あんまり鳴っていない音」を意識したトレーニングの場合。
メリットとしては負荷が少ない分、リスクを減らせるということです。
地道な方法であるけど、確実に進んでいくことができます。
一方デメリットとしては「これを歌声にどう活かすのか」というのが(最初の頃は)イメージつきにくいという点です。
「エクササイズでは上手くいくけど、歌うと張り上げでしまう」という経験をされた方も多いのではないでしょうか?
大切なのはバランス
先述の通り、理想は「何声とかじゃなく」ですが、なかなか自主練では上手くいかない、というもの。
なので仮に≒地声、≒裏声のトレーニングをする場合、「どちらもバランスよく練習する」というのが理想です。
というのも、≒地声、≒裏声のトレーニングにおいて、鍛えられる部位というのがそれぞれ違うからです。
筋トレと同じで、左腕ばっかり鍛えるとバランスの悪い不格好な体になってしまいます。
声もバランスよく鍛えることが大事です。
しつこく、あくまでも「何声とかじゃなく」が理想として…
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まとめ
ボイストレーニングは地声から?裏声から?
理想は「何声とかじゃなく」
あえていうならどちらもバランスよく
実際に丁寧にトレーニングを進めようと思えば、自主練では限界があります。
失敗のリスクを減らしたい方は的確なアドバイスを貰えるトレーナーさんを探すことをお勧めします。
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最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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