2020.02.18ミックスボイストレーニング
【高音をラクに!】喉を痛める“張り上げ声”の改善方法
ちゃおー♪
大阪梅田のボイトレスクール、クリアボイスミュージックスクールのUmiです。
今回は、多くの方の歌う上での悩みであろう、「張り上げてしまう」について。
私自身超絶張り上げタイプでした。
今でも正直その癖と、そうやって歌いたい気持ちなどが顔を出すときがあり、
ライブやカラオケでも「あ~張っとる張っとる~!」って思いながら歌うことは少なくありません。
張り上げ張り上げ言いますが、何が良くないのか、しっかり自分の中で理解しておくと、発声練習や歌の練習にも身が入りやすいと思うので、今一度一緒に考えてみましょう!
目次
- ○ 「張り上げる」とは?
- ○ 「張り上げない」ための練習
- ・張り上げ対策その①
- ・張り上げ対策その②
- ○ 「張り上げ」は決して悪ではない!
- ○ 「張り上げ」を上手く利用する
- ・張り上げてても上手けりゃいい!
- ・もう少しボイトレ的に
- ○ 最後に
- ・体験レッスンも受付中!
「張り上げる」とは?
張り上げるとは、低い声から高い声へ上がっていく際に、
「もう出ない~!」
っていう高さまで頑張って頑張って
「じごえー!」
っていう感じで歌ってしまい、限界点にくるとひっくり返ってスカスカな声になってしまうこと。
スカスカな声は、歌には使いづらいのと、スカスカで歌い続けると声帯も揮発して声枯れの原因にも。
更にはスカスカになる手前の、「もう出ない~!」のときの声帯周りのシチュエーションも、本来その高さをヘルシーに出す際の声帯の形や動き方をできていないため、声帯にとったらとんでもないダメージを受けてしまうことに。
このように、張り上げまくって歌っていると、とにかく声帯の疲弊がすごいことに。
疲れずに何時間も歌えるようになりたいですよね?
なんとかしましょう!
「張り上げない」ための練習
張り上げている時の状態は以下のような感じ。
- 声が大きい
- 息が多い
- あごに力が入っている
だいたいこの辺が起きていると思います。
これをしないようにしたい感じです。
張り上げ対策その①
練習としておすすめは、小さい声で出せる発音を選ぶ。
ハミングやリップロールなどオススメです。
そして音が上がって行くに連れてボリュームを上げないように慎重に音階を上下する。
これさえ注意しながらくり返し練習していると、息の支えやら軟口蓋やら、ちょっと難しそうなことも自然にできるようになることも少なくないので、頑張ってみてください。
張り上げ対策その②
あごに力が入ってしまうときは、口の開け方にも要注意。
上を向いて口をだらーんと開けて、その開け方を覚えたまま顔を元に戻します。
そのまま口をできるだけ動かさないように、「か」なり「が」なりで歌ってみて。
あごのサポートを借りずに音の移動をする感覚をつかめるようになるまで、これも繰り返し練習です。
できてきたら、歌に近づけるために発音を変えていきます。
唇を動かす発音「ま」とか「ば」とか。
舌の前部分を動かす発音「ら」とか「た」とか。
などなど、顔の中にある様々な筋肉は、様々な場面で発音に大きく関与するため、自由に、余計な力みなく動かせるように訓練することはやはり必要です。
ちょっと細かくて難しそうって思うかもしれませんが、丁寧に気を付けながら少しずつ慣れていく、結局これが一番早いです。
ちょっと記事の内容とは違いますが、こんな練習も効果的です。
「張り上げ」は決して悪ではない!
声には十人十色、本当に様々なタイプがあります。
確かに張り上げタイプは圧倒的に多いですが、張り上げたくても張り上げられない方も少なくないはず。
声が弱々しく、張りがもっと欲しい!という方は、張り上げる練習も大事。
張り上げないための練習を頑張っている皆さんにも、要注意ポイントになりますが、慎重になりすぎて、声がどんどん弱くなってしまうと、声帯はピタっと正しく合わさることを忘れそうになってしまいます。
「あ、危ない!」と思ったら、また少し戻って調整していく必要があります。
温めたら冷やす、を繰り返して、強い武器を作る鍛冶屋さんになったつもりで(?)練習しましょう。
歌の練習、発声の調整をしていく中では、行く道を大きくそれてしまわないように気を付ける必要があります。
毎日声を出していると、自分自身の細かな変化にも気づきやすいので、自主練派の皆さんは毎日練習して録音することがマジで必須です。
ただし、自分自身の認識違いにより、逆効果の練習になってしまう、ということが起こり得るのが怖いところではあります。
自分の発声がどういう状態になっているのか不安な場合はトレーナーさんなどに相談しましょう!
「張り上げ」を上手く利用する
張り上げは悪ではありません。
が、基礎的な発声(口の開け方、体の使い方、息のコントロール力、声帯の伸展運動、発音、滑舌などなど)がだいぶ整っている人と、
そうでない人の張り上げ方は、やはり違います。
張り上げてても上手けりゃいい!
有名シンガーさんで「張り上げてるのにうまい」と感じる人もいますよね。
基礎発声を身に着けるのには根気も時間も必要ですが、カラオケに行ったらやっぱりわー!!と思い切り歌いたいですよね。
張り上げてやったらいいんです!
喉が痛くなったり疲れたら休んだらいいんです。
練習していくと、喉の休め方にもいろいろあるということが身についてきます。
そしたら、一曲歌う中で自分なりに「お休みポイント」を作れるようになります。
一曲を一生張り上げたまま歌うわけではないですよね。「お休みポイント」に関してはまた別記事で書きたいと思います。
もう少しボイトレ的に
地声を張り上げると、裏声が薄くなります。
ボイトレっぽく言うと、チェストを持ち上げすぎてファルセットになります。
これ、発声的にはあまり健康的ではないかもしれませんが、歌の中で表現の一つとして使うのはありあり大ありだと思うのです。
私は昔よく綾香さんを聴いていたのですが、彼女の抑揚感もりもりな歌い方の理由の一つとしてそれがあると感じています。
力強く厚みのある声の直後に入ってくる柔らかいファルセット、そういった声のギャップが、歌の中に大きな波を作るので、そのギャップを感じるたびに聴く人は二度見ならず二度聴きしたい気持ちになると思います。
インパクトのある歌を歌いたい方はぜひマネしてみるといいと思います。
最後に
一言で張り上げといっても、いろいろな張り上げ方があったり、張り上げてると思ってたけど実はそうじゃなかったり。
どんな場面においても発声は奥深いものです。
難しいことはあまり考えないのがおすすめではあります。
カラオケに行ったり、家でちょっと歌ったりするときに、いろいろな種類の声を出すことを心がけてみてください。
せっかく歌うのであれば、そこからの学びや気づきは逃さずキャッチして、ご自身の音楽ライフをより豊かにしていくための材料にしていってほしいと思います。
試すことを忘れないことが大事だと思います。
れっつちゃれんじ!
体験レッスンも受付中!
「私の(僕の)発声ってどうなっているんだろう?」
「これって張り上げなのかな?」
そう思ったら、お気軽に体験レッスンにお越しください!
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