2020.11.04喉を開く、通る声を作るトレーニング
話し声を変えたい人にもボイストレーニングは必要?ボイトレで得られる最大のメリットとは
話し声を変えたい…会議やプレゼンで声が通らない…
人前で話すとすぐ喉が疲れる…
こういった方も多くいらっしゃると思います。
実は発声自体の問題ではなく、適正キーの問題だったりする場合もあります。
先日Twitterにこんな投稿をさせていただきました。
使うので、その人の本来の声の持ち味をより引き出すことができる。
そして音域を広げることで、実は自分にとっての適正キー(会話でも)を見つけるきっかけになったりするのね。女性に多いけど「話してると喉が疲れる」という人は意外とキーを上げると疲れにくくなったり。
ジウコ
— 大阪ボイトレ クリアボイス (@clearvoicemusic) October 24, 2020
“歌いたい訳ではなくても歌唱トレーニングは有効”
“特に女性は話し声の[キー設定]を誤って喉が疲れてしまっていることが多い”
という趣旨の投稿です。
こちらをもう少し具体的に解説していきたいと思います。
改めまして、ジウコと申します。
僕はボイストレーナー歴15年くらい(2020年10月現在)、大阪梅田にクリアボイスミュージックスクールというボイトレスクールを立ち上げて丸8年経ちました。
その中で、プロのシンガーはもちろん、ラジオのパーソナリティーや芸人さん、日本各地を講演で駆け回る社長さんなど、「トーク」を売りとした方々のボイストレーニングも多く担当してきました。
その経験を元に、話し声で悩まれている方のお役に立てそうな情報をここで紹介したいと思います。
今回のテーマはコレ
話し声を変えたいという人も歌の練習はした方が良い!
歌のトレーニングの利点は様々ですが、一番は音域が広がるということ。
音域が広がることで得られるメリットは3つです。
✓発声に必要な筋肉の発達
✓声の強化
✓適正キーを見つけられる
発声に必要な筋肉とは?
まず一つ、発声に必要な筋肉というのは様々ありまして、詳しくは下記リンク記事に任せるとしまして、ここでは簡潔に。
声帯を閉じる筋肉、音程を変える筋肉、トーンを変える筋肉、といったところです。
[参考記事:ボイトレ必須!ミックスボイスの全て]
声を鍛えるには?
次に、声の強化。
音域が広がれば、それだけ筋肉をしっかりと使えるということ。
となると、これまで出していた高さ(話し声でも歌でも)が、より楽に、それでいて強く出せるようになります。
こちらは声帯筋(甲状披裂筋の内側)を鍛えるエクササイズです。
正直、これ、めちゃくちゃ効果あります。
話し声で悩んでいた方、地声が弱く、通りにくかった方、是非試してみてください。
アナタの話し声、キーは適正?
最後は適正キーを見つけられる、という点。
これがTwitterにも投稿したかった一番のポイントです。
話し声は、おそらく音程の変化は3~4音程度。
(ド~ファの音程差)
ところが、歌になると、1オクターブ半くらい、とても広い音域を使う曲で2オクターブとかです。
さらにボイストレーニングで使う音域というのは2.5オクターブとか3オクターブとか。
この音程を変える筋肉を、輪状甲状筋(りんじょうこうじょうきん)というのですが、簡単にいうと声帯を間接的に引っ張ることで音程を変えようとする筋肉です。
この筋肉(引っ張る力)と、声帯が張りを作ろうとする力(甲状披裂筋:声帯に張りを作る筋肉)が拮抗することで、声帯、発声に必要な筋肉は鍛えられます。
そして、適正キーというのは、話し声にもあります。
ナチュラルに話して、一番負担のないキー、すなわち、輪状甲状筋と甲状披裂筋の一番ベストなバランスの状態で話せるようになると、どれだけ話し続けても疲れない話し方を手に入れることができます。
そのために、様々な高さの声を出すトレーニングが必要なんですね。
【ワンポイントボイトレ】
-ひっくり返り対策-
高音でひっくり返る人は、ひっくり返るポイントが原因ではなくてその前のところで声帯へのプレッシャーが強すぎる、つまり地声が強すぎるのねん。なので、最初から地声地声した声を出さないようにするのがポイント。
ジウコ pic.twitter.com/SAXIdTf2VU
— 大阪ボイトレ クリアボイス (@clearvoicemusic) October 24, 2020
こちらはボイストレーニングでよく使うスケール、発音の練習です。
普段使わない高さまで発声することで、普段使えていない輪状甲状筋を動かすトレーニングができます。
トレーニングで使う発音やスケールに関しては、その時その時の課題や目的によって違うので、それはまた別の機会に詳しくご紹介したいと思います。
こちらは男性キーでしたが、これで2オクターブ+1音という音域です。
1.5オクターブスケールと呼ばれているスケールで、男女別にピアノ音源を載せておきます。
[1.5オクターブスケール:男性]
[1.5オクターブスケール:女性]
Twitterにも書きましたが、女性の方が適正キーで話せていない気がします。
あくまでも僕の経験上…
特にプレゼンや講演などで、説得力をつけようと、適正キーより低いキーで話されていて、結果、喉に負担がかかっている、というケースが多いようです。
(つまり、無理に声帯に張りを作ろうとして喉に力が入ってしまっている状態)
是非ボイストレーニングで適正キーを見つけてください。
まとめ
では、まとめです。
ボイストレーニングで音域を広げるメリット
✓発声に必要な筋肉の発達
✓声の強化
✓適正キーを見つけられる
特に、説得力を付けようと、適正キーより低いキーで話すと、かえって喉の負担が大きくなり、疲れやすくなる
です。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
是非他の記事もご覧ください。
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