2019.11.12trainer's column
【ボイトレ不要論】なぜアナタは歌を練習するの?~ジウコの歌への想ひ~
こんにちは。
大阪梅田のボイトレ・ボーカルスクール、クリアボイスミュージックスクールの谷本恒治ことジウコトモニタです。
いきなりですが、ボイトレ、いる?
答えは明確。
いらない!
いらないのにジウコはボイトレの先生をやっているの?
そう。
そんなお話を…
目次
- ○ 仕分け
- ・冷蔵庫はいる?
- ・何故修学旅行のお土産はいるのか
- ○ どこに価値を見出すか
- ・“モノ”よりも“コト”の価値
- ・“コト”の価値とは
- ・ではなぜより豊かになりたいのか
- ○ これほどまでに無駄遣いはない!
- ・どこに無駄遣いをするかがその人の個性
- ・ヒトは無駄のために働く
- ○ ようやく歌の話
- ・“モノ”の中に見出す“コト”ではなく、“コト”そのもの
- ・対象は何か?
- ・だからヒトは頑張る
- ○ ジウコがボイトレの先生をやっている理由
仕分け
まずは蓮舫さんに倣って、「仕分け」をしてみよう。
この「仕分け」の基準が重要なポイント。
冷蔵庫はいる?
冷蔵庫
いるよね?なかったら食材は腐るし、ぬるいコーラを飲まないといけない。
洗濯機
いるよね?なかったら毎日くっさいくっさい服を着ないといけない。
掃除機
これまたいるよね?なかったらホコリがたまって気管支炎になるかも知れない。
炊飯器
これもいるよね?なかったらパエリアしか作れない。
つまり、「生活していく上でなかったら困るもの」という基準。主に衣食住に関係するもの。屋根がなかったら雨を凌げない、とか。
では、「なかったら困る」という基準「のみ」で判断すれば…
修学旅行のお土産
いらないよね?
高品質ノイズキャンセラーのイヤホン
いらないよね?
娘が書いてくれたパパママの似顔絵
いらないよね?
あくまでも「いる」か「いらない」かだけの判断。この「いらないもの」を家じゅうから引っ張り出してくると、ごみ袋何個分にもなるはず。
でもアナタはそれをごみ袋行きにはしない。
じゃあ、その「仕分け」の基準は何なのか?
何故修学旅行のお土産はいるのか
そう。アナタはモノを「いる」「いらない」だけでは判断していない。
修学旅行のお土産…いらないけど替えが効かない大切なもの
炊飯器…いるけど壊れたら替えはいくらでもあるもの
極論を言えば、修学旅行のお土産もバサッと捨ててしまって、「やっぱりいる!」と思ったら、現地に買いに行くことはできる。
「それじゃあ意味がない!」と思ったアナタ、正解。
では、そのお土産にどんな意味があるのか?
どこに価値を見出すか
そう、「どこに価値を見出すか」で仕分けの基準は大きく変わる。
もちろん、ジャンルや場面によって基準は変動する。
ここではこんな基準を設定してみよう。
“モノ”よりも“コト”の価値
先ほどの修学旅行。
沖縄に修学旅行に行った際にシーサーの置物を買ってきた。
これを仮に捨てたとして、「やっぱり守り神はいる!」となってわざわざ買いに行くことが「なんだかそれは違う」と思ったはずだ。
それは、シーサーという“モノ”そのものではなく、そのシーサーを見る度に修学旅行の枕投げ(古いか)や夜中好きな子を呼び出して告白、などその当時の思い出という“コト”が蘇ってくるからだ。
つまり、ヒトは生活必需品、憲法が定める「健康で文化的な最低限度の生活」を営むことに関しては「いる」か「いらないか」という、“モノ”の価値を、幸せや喜びといった、「より暮らしを豊かにする生活」を営むことに関しては「大切」か「大切でないか」という、“コト”(つまり体験)の価値を重視する。
“コト”の価値とは
例えばコーヒー。
「目を覚ます」という“モノ”としての目的だけであれば缶コーヒーで十分であろう。
しかし、「リッチな気分」という“コト(体験)”を重視するならば、オシャレなカフェを探したり、豆にこだわったりするだろう。
先ほどのノイズキャンセラーも然り。
ただ、「ノイズを除去する」というだけならば耳栓でいいはずだ。
しかし、「上質なサウンドで好きな音楽を聴く」という“コト”に、人はお金を厭わない(それを重視する人であれば)
ではなぜより豊かになりたいのか
では、何故ヒトは「健康で文化的な最低限度の生活」では満足できないのだろうか?
それは簡単だ。
幸せに上限はないからだ。
今よりももっと豊かな暮らしをしたい、もっと幸せな人生を送りたい、有意義な生活を営みたい、と思うのはヒトの常である。
だからこそ働き、上司にへつらい、営業先で愛想をふりまき、合コンで異性を持ち上げるのだ。
実はこれらの「幸せ」「豊かな」「有意義な」というのは、ドライにみるとこうも捉えられる。
これほどまでに無駄遣いはない!
そう、無駄遣いである。
ノイズキャンセラーのイヤホンも、修学旅行のお土産も、合コンの男子はプラス1,000円も、全て無駄である。
だからこそ意味がある。
どういう意味か?
どこに無駄遣いをするかがその人の個性
例えば車の改造にお金をかける人がいる。
車を「移動手段」という“モノ”と考えると、見た目を改造したりエンジン音がどうとか、全く無駄だと思う。
しかし、「(特に男の)ステータス」と考えると、車のデザインであったり内装であったりにお金をかけるのも納得できる。
つまり、“コト”の価値というのは「自己満足」であり、「大切な自己表現」でもあると言える。
細かく言えば、ヘアスタイル、服装、アクセサリー、これら全ての「いらないもの」によって、自己を表現し、「個性」を輝かせることで「最低限度の生活」から「より豊かな人生」を見出そうとしていると考えられる。
この「いらないもの」に「無駄遣い」をすることこそが、人生の意義であるといっても過言ではないのではなかろうか。
ヒトは無駄のために働く
「お金欲しい」とヒトは言う。
「何故?」と聞くと答えは様々だが、「家を建てたい」「旅行に行きたい」「車を買いたい」「毎日飲み歩きたい」などだ。
これら全て「健康で文化的な最低限度の生活」を営むにあたり、全く不必要な「無駄」である。
つまりヒトは「無駄遣い」のために日々汗水垂らして働くのだと言える。
この無駄こそが誰に反対されることもない「より豊かな暮らし」を手に入れる権利である。
ようやく歌の話
お待たせしました。
ようやく本題。本題のボリューム感は気にしない。
歌に限らず、「スキル」という“コト”について考えていこうと思う。
“モノ”の中に見出す“コト”ではなく、“コト”そのもの
先述のシーサーで言えば、「シーサー」という“モノ”自体に、「思い出」という“コト”の価値を見出している。
それに対し、ボイトレを始め、習い事やトレーニングは、目に見えない「経験値」という“コト”に価値があると言える。
僕は個人的に、この「経験値」こそが「最低限度の生活」をワンランクもツーランクも上に引き上げることのできる価値だと思っている。
それは対象が「自分自身」であるからだ。
対象は何か?
少々難しい話になってしまっているが、どういうことかと言うと…
ノイズキャンセラーイヤホンであれば、対象は「周りの雑音」という“環境”では満足できないとういうことだ。
そしてコーヒーであれば、対象は「ただの缶コーヒー」という“商品”では満足できないということ。
しかし、スキルという“コト”は、「今の自分」という“存在”が満足できないということになる。
意外とヒトは向上心の塊だ。「私なんて…」とネガティブになる人も、実は「本当はこうありたい」という理想や向上心があるからこそ、その理想と現実のギャップに悩むのだ。
つまり、“環境”や“商品”が変わらないことは、ある程度我慢はできる(そもそもいらないものであるから)。
しかし、“自分自身”が変わらないことは、本能的に我慢できないのだ。
だからヒトは頑張る
だからヒトは努力をする。
今の自分を変えたくて、“環境”や“商品”からではなく、“自分自身”で「より豊かな暮らし」を手に入れたいからだ。
「変われない、変わらないかもしれない」「自分には無理かもしれない」
そんなことはそれほど問題ではない。
「変えようとすること」、その行動、思いそのものが、何よりも価値のある“コト”なのだから。
ジウコがボイトレの先生をやっている理由
嘘臭いと思われるかも知れないが、僕のより暮らしを豊かにする“コト”は、「誰かの幸せの手助けをすること」だ。
自分を変えたい、もっと自分にはできるはずだと信じたい、その心の叫びを叶えるために、「無駄遣い」を惜しまない人の役に立つこと。それが僕の何よりの「価値」だ。
歌が上手くなる必要は一切ない。
カラオケに行く必要もない。
当然、ボイトレも必要ない。
けど、「上手くなりたい」「カラオケに行きたい」という思いを叶える必要はある。
その無駄こそがアナタを輝かせ、より豊かな暮らしを手に入れられるからだ。
挫折しそうになっているアナタも、臆病になってまだ踏み出せずにいるアナタも、おおいに時間とお金を無駄遣いして、アナタの個性を磨いていこうではないか。
そのためなら僕も一切の努力を惜しまない。
ちょっとでも興味があったら一回こっきりで終わってもいいので軽い気持ちで来てねん。
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