2019.09.06trainer's column
【超画期的リズム練習】リズムを練習する前にリズムを理解しないと!
こんにちは。
大阪梅田のボイトレ・ボーカルスクール、クリアボイスミュージックスクールの谷本恒治ことジウコトモニタです。
「リズム感がねえ!」
「感」の問題じゃないんです。「理解」の問題です。
「メトロノームを使っても上手くできねえ!」
「理解」がなければメトロノームを使っても同じです。
というワケでGO。
目次
- ○ 何故今までリズム練習が上手く行かなかったのか?
- ・メトロノームの練習はストップウォッチと同じ
- ・ストップウォッチを使ったリズム“感”トレーニング
- ○ 目と手で理解するリズム練習
- ・だいたいは倍数で細かくなっていくのだ
- ・では実際に音符を理解してリズムを取っていってみよう
- ○ まとめ
何故今までリズム練習が上手く行かなかったのか?
一般的にはメトロノームを使って練習するでしょう。
でも、メトロノームを正しく練習に使えている人をそう多くは見かけません。
これまで何故メトロノームを使った練習が上手く行かなかったか、具体的に解説していきましょう。
メトロノームの練習はストップウォッチと同じ
メトロノーム、今は楽器屋さんに行かなくても、アプリで簡単に取れます。
ピッ、ピッ、ピッ、…に合わせて手拍子をする…なんてことをやってみた人もいるんじゃあないでしょうか?
それ、いつまでたっても上手くなりませんから!!
(そうとも限らん!)
何故かというと、それはストップウォッチで10秒ジャストで止める、というのと同じ動作で、リズム感とはまた異なるからです。
リズム感というのは、自分の体の中にテンポ、ビート、グルーヴを感じ、それを他者(カラオケやバンドメンバー)と“共有”する力です。
ストップウォッチを10秒ジャストで止める、というのは、目で見た数字とストップボタンを押す親指のタイミングを“合わせる”だけで、“共有”ではありません。
※ストップウォッチと“共有”できるならば、リズム感トレーニングはできますが。メトロノーム然り。それは次に。
ストップウォッチを使ったリズム“感”トレーニング
では、ストップウォッチを使ってみましょう。
スタートから10秒まではただひたすらじぃーっと眺める。
そして1秒の“テンポ感”を把握したら次の10秒は目を逸らす。
一切見ずに、先ほど“感じた”テンポ感で自分なりのビートを刻んでみる。ドラムのズッタンッ、ズッタンッ、みたいなビートです。
この「ズッタンッ」が1小節。これを9小節体で刻んで、10小節目のアタマでボタンを押す。
誤差0.3秒くらいならリズムマスター。
僕は失敗…
目と手で理解するリズム練習
上で「びいと??」「ぐるーぶ??」となった方も多いと思うので、次に音符を理解していきましょう。これ、超カンタン。
リズムゲームみたいな感覚でやってみてくださいまし。
だいたいは倍数で細かくなっていくのだ
あくまでもよくある音符、ということで。
4分の4拍子、というのを聞いたことはあると思います。
これは、「4分音符を4つ打ったら次の小節」という意味です。
「1・2・3・4、1・2・3・4、1・2・3・4、…」とカウントして進んでいくような曲です。この「1・2・…」が4分音符と言います。
(1小節を4分割して刻む)
で、この倍が8分音符。「1・2・3・4」という1小節の中に、「12345678」と8つ刻む音符です。
さらにその倍が16分音符。「12345678910111213141516」と…見にくっ!
つまり、1拍の中に1個音が入るのが4分、2個入るのが8分、4個入るのが16分、です。
3連やら6連やらは一旦置いといて…
では実際に音符を理解してリズムを取っていってみよう
なんでも好きな曲(ゆっくりめな曲、バラードとかが良いかな)を流してみましょう。
「アレクサ、リズム練習にピッタリな曲かけて」
で、その曲を聴きながら、利き手で太ももをパンパンしてみましょう。
ちなみにここで拍というのが分からない方、ドラムのスネア(タンッ!という音)が2拍目と4拍目なのでそれを基準に。(変なリズムの曲もありますが、一般的に)
それが4分音符。
では次に、その倍で叩いてみましょう。
例えば絢香さんの「三日月」なら、「きーみーがーいなーいよー」「るーだーってー そーのーもあ」「くらーーーーいもうなー」「かなーいでーがんばってー」と、かぎかっこのひと括りが1小節です。ここに利き手で8回ずつ太ももをパンパンします。
それが8分音符。
さらに今度は、その利き手のパンパンに間に、反対の手で太ももを叩いてみましょう。
「パタパタパタパタ…」パが利き手、タが反対の手。(うーん、文字であらわすのは難しい…)
それが16分音符。
で、そのパタパタの「どこに音(言葉)が入っているか」を“理解”します。
「き(パ)ー(タ)-(パ)-(タ)み(パ)-(タ)-(パ)-(タ)が(パ)-(タ)い(パ)な(タ)-(パ)…」えーい、ややこしいわい!
下のリンクを参照に。
まとめ
なんし、いくらメトロノームを使おうが、その音(言葉)が、小節の(拍の)どこにどんな長さで存在しているのかをきちんと理解しないと意味がないのです。
そして裏拍練習と言われるヤツも、「どこにどのタイミングで表があるのか」が分かっていないと、「偶数だけを言ってみて」と言われても、奇数を知らなければ「?」となるのと同じです。
違うか。
クリアボイスミュージックスクール
谷本 恒治
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