2020.11.16喉を開く、通る声を作るトレーニング
歌う時、首に力が入ってませんか?-喉に負担をかけない歌い方-
こんにちはこんばんは。
大阪梅田のボイトレスクール、クリアボイスミュージックスクールのボイストレーナー、ジウコトモニタです。
今回は首に力が入る、喉に力が入る原因と改善方法についてのお話です。
これはかなりの確率で当てはまる人がいらっしゃるかと思いますので是非最後までお読みください。
また、この「ボイストレーニング論」はシリーズ化しておりますので、是非他の記事も併せてご覧ください。
簡単に自己紹介しておきます。
ジウコトモニタ
ボイストレーニング歴15年、クリアボイス創業10年弱
これまでメジャーアーティストやTVタレント、芸人、アナウンサー、ラジオパーソナリティなど、声を使う仕事で活躍される方のボイストレーニングを数多く担当
その中で培ってきたノウハウで「僕にしかできないレッスンスタイル」を武器にクリアボイスミュージックスクールを立ち上げ、大阪で人気のスクールとなる
という感じで、ボイトレで失敗したくない人、あるいはすでに一度失敗している人は是非こちらのブログをお読みください。
まず、ボイストレーニングで気を付けるべきことは何か?
一つは、「声帯を適切に使えているか」というポイントです。
・声量が適切か
・ブリッジ付近で何をしているか
・発音は正しくできているか
主にこの3点でした。これについては前回のボイストレーニング論で解説させていただいております。
[参考記事:ボイトレで驚くほど上達する発声のチェックポイント]
さらに詳しく知りたい方はnoteの記事もご覧ください。
今回は、それらが上手くいかない原因の改善についての解説です。
これをお読みいただくとさらにあなたのボイトレ自主練のクオリティが格段に上がります。
原因の発見
では今回のポイントです。
発声が上手くいかない原因はどこにあるのか?
・首に力が入っている
・顎に力が入っている
・ベロに力が入っている
これによっておこなう練習内容もまるで変わってきますので、一つ一つチェックしてみてください。
首に力が入っている
発声、特に高音発声時に、首が前に出る、という方はこれに当たります。
これは「顎を引いて歌う」という練習は逆効果!
たいていの人は顎を引く際に、首を前に出したまま顎を引いてしまいます。
こちらはSkypeレッスンの様子を動画にしたものです。
この中で首が前に出る時の改善方法を解説していますので、是非参考にしてください。(3分36秒辺り)
顎に力が入る
これは発音に主に表れます。
発音は横にワイドになってきた時は顎に力が入っている可能性があります。
ア→エっぽくなる
オ・ウ→アっぽくなる
イ→歯を食いしばってしまう
といった状態が目安です。
この場合は、口の横をすぼめて、縦長に開けるように意識してください。
これだけで随分軽減されます。
その状態で「ゴウ」という発音での練習がいいでしょう。
しっかりと「オ」と「ウ」の差をつけ、口は横をすぼめてキープ。
「オ」と「ウ」の差がなくなってきた時は顎が硬くなっている時です。
ベロに力が入る
これは案外分かりにくいです。
以前Twitterにこのようなツイートをさせていただきました。
【ワンポイントボイトレ】
ボイトレでよく「喉を下げる」っていうけど、実はめちゃくちゃ非効率。
ベロの力で喉を押し下げると喉頭蓋を圧迫して余計に変な発声に。
喉頭を持ち上げる筋肉のほとんどは舌骨上筋群なので、ベロの位置さえ気にできればおk。
(オンラインサロン動画より一部抜粋) pic.twitter.com/NzbBW0kQot— 大阪ボイトレ クリアボイス (@clearvoicemusic) October 29, 2020
なかなか音で判断するのは難しいですが、ベロが上がった状態、下がった状態の違いを解説したものです。
ベロに力が入る時は、顎とベロを繋ぐ筋肉、あるいはベロと喉頭(喉の軟骨)を繋ぐ筋肉に力が入っています。
筋肉は力が入ると収縮しますよね?
なので、練習方法としては顎を「上げて」発声します。
「えっ?顎を引いて、ってよく聞くけど・・・」
基本的に顎を引いて歌うというのは無意味です。
上にも書いた通り、顎を引くことで首に力が入ることもあります。
また過剰に意識しすぎて喉が詰まることもあります。
なのでもう一度言います。顎を引いて歌うのは無意味です。
顎を上げて発声することで、顎とベロ、あるいはベロと喉頭を繋ぐ筋肉を使いにくくでき、絶大な効果を発揮します。
注意点
これらの注意点としては、いずれの状態の場合でも“顎が前に出てくる”可能性があるということがあります。
特にこれらの筋肉は自分で自覚しにくい部分です。
上を向いたり後頭部を引いたり、壁にへばりついて歌ったり、色々試して、自分が「出しにくい」と感じる部分を見つけましょう。
例えば、「上を向くと声が出しにくい」とすれば、ベロに力が入っています。
といった具合。
こんな練習もアリです。
是非試してみてください。
まとめ
ではまとめておきますと、発声が上手くいかない原因は主に3つ。
・首に力が入っている
・顎に力が入っている
・ベロに力が入っている
ここを改善できればあなたの発声は格段にクオリティが上がります。
さらに詳しい解説、細かい筋肉の場所や動きなどの解説をnoteの方でしていますので、より詳しく知りたい、問題を解決したい方は是非そちらもお読みください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
是非他の記事もご覧ください。
また、レッスンのお申込みも随時おこなっております。
オンライサロン[Umi Manati]でも発声のお悩み相談を受け付けております。
詳しくは下記リンクをご覧ください。
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