2019.11.28trainer's column
【ボイトレ論】正しい発声がめっちゃ簡単に分かる方法
こんにちは。
大阪梅田のボイトレ・ボーカルスクール、クリアボイスミュージックスクールの三流ボイストレーナ、谷本恒治ことジウコトモニタです。
突然ですが、あなたの発声法は正しいですか?(と、言いながら、この「正しい」という定義にはクソくらえなのですが)
あるいは、あなたの発声のタイプってどんなですか?
自主練するにしてもボイトレ通うにしても、これを分かってないと成果はなかなか上がらんよ。
というお話。
目次
- ○ 発声のタイプによって練習のタイプも当然違う
- ○ 三流ジウコが見る(聞く)のは、ブリッジで何をしているか
- ・レジスターリングが遅い
- ・レジスターリングが早い
- ○ そしてさらに三流は「トーンコントロール」を聞く
- ・レジスターリングが遅くて声が太くなる
- ・レジスターリングが遅くて声が細くなる
- ・レジスターリングが早いけど声は太い
- ・レジスターリングが早く声も細い
- ・早い話が
- ○ 超絶簡単に自分でジャッジできる方法
- ・このアプリをオススメ
- ・波形でレジスターリングを判断
- ・ネイで上がっていってみよう
- ○ なので同じ練習を当てはめるのは大変デンジャラス
- ○ それでもよう分からん!という人は…
発声のタイプによって練習のタイプも当然違う
そこかしこに書いておりますが、アナタがもしボイトレの体験レッスンに行ったとして、
「喉で歌ってるから、腹式呼吸だね」
と言われたら、一目散にそこから立ち去りましょう。
これは言わば、「どうやったら稲が実りますかね?」と聞いて、「雨乞いをしましょう」と言われているようなもの。
つまり、アナタの稲が実らない原因を指摘してくれていない。
原因が分からなければ解決策も分からないでしょ?何事も。
その原因を分類していきましょう。
三流ジウコが見る(聞く)のは、ブリッジで何をしているか
ぶりっじ??
という人のために。
ちょっとシャレオツに言うと、パッサージオ(パッサージョ)。
堅苦しくいうと、喚声点。
ジウコが定義する喚声点とは、地声から裏声に切り替わるポイント、ではなく、チェスト~ミドル、ミドル~ヘッド、ヘッド~スーパーヘッド、と切り替わるポイント。チェストとミドルの橋渡しをするポイント、という意味で「ブリッジ」
そこに耳を傾ける。腹式かどうかは「過剰に腹式を意識していないか」、あるいは「腹式にこだわり過ぎて声を作ることを忘れていないか」というとこぐらい。
レジスターリングが遅い
れじすたーりんぐ??
という人のために。
上記の「チェスト」とか「ミドル」とかをボイスレジスターという。堅苦しく言うと声区。
このレジスターの移動、レジスターリングが遅い人には、少し前倒しに移動していく練習が必要。つまり、早めにミドル、早めにヘッドを意識していく。
レジスターリングが早い
上と逆で、早い段階で裏声寄りになってしまう人。
こういった場合は、手前のレジスターを引っ張る練習が必要。もうちょいチェスト感、もうちょいミドル感、といった感じ。
そしてさらに三流は「トーンコントロール」を聞く
三流ボイストレーナージウコが聞くもう一つの点は、「トーンコントロール」
この二つ、つまり、ブリッジ、トーンだけ(でもないけど、おおまかに)で、アナタの発声のタイプを見極め(というとカッコつけているけど、「こんな感じかな…」程度)、どんな練習をすればいいか判断する。
ちょいと「ブリッジ」と混ぜて比較していってみまふ。
レジスターリングが遅くて声が太くなる
いわゆる「張り上げ」ですな。
「声が太い?いいことじゃないか!」
確かにそうなんだけど、ようはバランスの問題で「そうなってしまう」のであれば改善した方がいい。太さを意識したために音域が狭くなるのであればなおさら。
(なのでこの発声でhihi域まで出せるなら「それでいいよ」と言う。多分出せないが…)
なので、だんだん太くならないように少し狭めの母音などでレジスターリングを早める意識の練習。
こんなんとか(十人十色なんで、あくまでも参考程度に)
レジスターリングが遅くて声が細くなる
これは締め付けの可能性。
舌や首の力で共鳴腔を狭めていってる感じ。
ただ、このタイプの人は、高音を出す感覚は持っていたりするのでやりやすい。少しずつ母音を広めてやれればおk。
基本的に、レジスターリングが遅いタイプの人には、先にトーンをやっつけることが多い。レジスターリングを先にやると、すっぽ抜けた裏声しか出せなくなることが多いから。経験上。
こんなんとか。説明のアプローチは違うけど、使い方は同じでふ(十人十色…以下同文)
レジスターリングが早いけど声は太い
これは多分声が太い(共鳴腔、特に咽頭が広い)ことで息が多くなっている=声帯が上手く振動しない。かも。コーラスグループのような声。(悪いワケではない)
このタイプの人は、一旦共鳴空を狭めてやると案外鳴らせたりする。一旦上の(遅い・細い)に持っていく感じ
こんなんとか(以下同文)
レジスターリングが早く声も細い
多分息の圧が足りなくて上手く声帯が振動しない、でも気持ちは強く鳴らしたいので、喉に力が入って細くなる。
ここは繊細な部分だけど、あえて声が細いことを利用してレジスターリングを遅くするように持っていく。
これも(遅い・細い)に一旦持っていく感じかな。
こんなんとか。これも動画の説明のアプローチは違うけど、細くなってもいいから一旦くっつける、という意味で使えるでふ(以下同文)
早い話が
レジスターリングが遅い人
トーンの調整→レジスターリング
レジスターリングが早い人
レジスターリング→トーンの調整
の方が効率がいい。経験上。
超絶簡単に自分でジャッジできる方法
体験レッスンなどお考えの方は、最終的にはプロの先生の判断に身を委ねていいとは思うけど、やっぱり「手っ取り早くこうしたい!」とか、「細いけどこの声が好きだ!」とかはあると思うので、先生とディスカッションできた方がいいと思う。
「僕、レジスターリングが遅いとは思うんですけど、でもG4、A4辺りでこの声で歌いたいんですよね」とか「レジスターリングが早いけど、地声感で歌うのは自分的に違うんですよね」とか。
そうすれば先生は、「じゃあこんな練習をしていこう!」と提案してくれるはず。
そこで「いや、腹式がね…」と言われたなら、「あ、用事思い出しました」と途中で帰ってよし。
このアプリをオススメ
「簡単ボイスレコーダー」ってヤツ。
他のでも同じ機能があればよし。
これは録音すると波形が出る。
波形とは、声の大きさを表すもの。
つまり、声が大きくなれば波形は大きくなる。一目瞭然。
波形でレジスターリングを判断
「アー」でドレミファソラシドレミファ…と上がれるところまで上がってみよう(音程はでたらめでいい。上がっていれば。そして出だしがドでなくてもいい)
音程が上がるにつれ、波形が大きくなる→レジスターリングが遅く、声が太い
音程が上がるにつれ、波形が小さくなる→レジスターリングが早く、声が細い
ただし、タイプはほんま十人十色なんで、これだけでは分からん部分もある。。
ネイで上がっていってみよう
先ほどのボイスレコーダーを使って、「ネイ」をいう発音でドレミファ…(先ほどと同じ要領で)
ネイがナイ、またはナーになってきたら声が太い、ニイになってきたら声が細い、nがしっかり言いにくくなってきたらレジスターリングが早い、など、波形とともに木着心地で判断してみてくださいまし。
なので同じ練習を当てはめるのは大変デンジャラス
レジスターリングが遅い人に、必殺の「腹式だね」を当てはめると喉潰します。
これは(遅い・細い)人に当てはめがちな、大変危険な練習。細いのは息を止めようとしているから。腹式うんぬんは息を吐こうとする力。どうなるかは言わずもがな。
自主練するにしても(その時の課題にもよるが)、ここを自分で理解できているのといないのとで、えらく変わってくるので是非チェックしてみてくださいまし。
それでもよう分からん!という人は…
お気軽に体験レッスンにお越しくださいまし。
具体的な練習方法を提案いたしまふ。三流なりに。
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