2020.11.04trainer's column
ボイストレーニングの目的、得られる効果とは?
こんにちはこんばんは。
浪速のボイストレーナー、ジウコトモニタです。
僕はかれこれ音楽業界でご飯を食べさせてもらって20年、ボイストレーナーとしては15年、クリアボイスミュージックスクールを立ち上げて8年(2020年現在)が経ちます。
その中で培ってきた経験、方法論を、僕がまともにレッスンできなくなるおじいちゃんになってしまう前に、世の中に残していこうと、記事にまとめていくことにしました。
これを読んでいただいただけで、発声の考え方がめちゃめちゃ変わる、といった内容にしていければと思います。
また、noteの方にも、さらにマニアックに、ボイストレーナーになるための教科書的なものをまとめていきます(一部有料)。
将来ボイストレーナーになりたい方、現在ボイトレスクールを運営されている方、是非参考にしてください。(全然ウチのメソッドをパクってもらって大丈夫です)
ボイストレーニングって何をするの?
なんとなく一度くらいは耳にしたことがあるであろう「ボイトレ」という単語。
もちろんボイストレーニングの略でして、その名の通り、ボイス(=声)をトレーニング(鍛える)する訳ですね。
では、何をもってボイストレーニングと言うのでしょう?
意外とこれは、世のボイストレーナーさんも「先生、ボイトレって何ですか?」と聞かれて、立て板に水、的な返答が出来る人は少ないんじゃあないでしょうか?
ボイストレーニングとは、外喉頭筋(喉頭という喉の周りの筋肉たち)を弛緩し、内喉頭筋(発声に関わる筋肉たち)に本来の動きをさせ、ミックスボイスという自然な発声法を手に入れるためのトレーニングです。
これはあくまでも僕の表現ですが・・・
ミックスボイス・・・なんか、聞いたことあるようなないような、ですね。。
[関連記事:外喉頭筋について詳しく解説しています]
僕はこの“ミックスボイス”という何やらええ感じの横文字ネームをつけた奴の罪だと思っています。
ミックスボイスに関してはまた順に解説していきます(すでに色々ミックスボイスについて触れた記事は書いておりますが)が、言葉に惑わされている部分が大きく、実は「声帯の本来の自然な動き」なんですね。
[参考動画:【悲報】アナタがミックスボイスを出せない理由]
何せ、「ボイトレ=ミックスボイスの習得」と考えておkです。
ボイトレで得られるメリット
では、ボイトレでどんなメリットがあるのか?
いちばんは「歌で使える音域が広がる」ということではないでしょうか?
誰しも、高音を発声した時に声がひっくり返ってしまう、なんてことは一度は経験あると思います。
めちゃくちゃ張り上げてぶっとい地声で歌っていたのに、急激にスッカスカの裏声(ファルセット)になってしまう・・・
当然このぶっとい⇔スッカスカは、ボリュームの差も急激に変化するので、なかなか歌声には使いにくいです。
ところがミックスボイスを手に入れると、声が切り替わる部分がなくなるので、今までスッカスカで出していたところを強く芯のある声で歌えるようになります。
次に大きなメリットは、疲れにくくなる、という点。
ミックスボイスというのは、特殊な発声法ではなく、「声帯本来の動き」であると先ほど書きました。
つまり、ミックスボイスが出せないということは、「声帯に不自然な動きをさせている」ということんなんですね。
これは歌でも普段の話し声でも同じです。
気づかないうちに不自然な発声を続けることで、喉は疲れやすく、声が枯れたり喉が痛くなったりします。
こういった喉の不調が、ミックスボイスを手に入れることで限りなく軽減されます。
声を聞く側にも明らかな変化が
当然、今まで“不自然な”発声をしていた、例えば喉が締まった、苦しそうな声のトーンや、喉が詰まったような感じのトーン、といった部分がなくなり、より響きのある声になるので、カラオケなどで歌った時の聞き心地はまるで違いますし、話し声にも説得力が増します。
なので、歌を歌う以外でも講演やプレゼンなどで疲れにくく、説得力のある声を出したい人にとっては、ボイストレーニングは欠かせないものとなります。
[参考記事:話し声を変えたい人にもボイストレーニングは必要?]
他にも様々なメリットが
それ以外にも、外喉頭筋、内喉頭筋の運動は様々な場面で役に立ちます。
ここでは長くなってしまうので、noteの有料記事の方で詳しく解説させていただきますが、ボイストレーニングは何も声を扱う仕事をする人のためだけのものではなくなってきています。
そして時々聞かれますが、年齢は関係ありません。
僕の担当する生徒さんでも60歳を超えられてから始めてボイトレを受けられた方もいらっしゃいます。
どんどん積極的にボイストレーニングをおこない、よりアナタが輝ける“本来の声”を見つけましょう。
ボイトレは正しく理解したうえでおこなうこと
そして“トレーニング”というだけあって、筋肉に働きかけるものです。
筋肉は、間違った動きをさせてしまうとかえって傷めたり、変なクセがついたりします。
こと発声においては、その傷みや変なクセには自分で気づきにくい部分がほとんどです。
是非ただ行く理解し、適切なボイストレーニングをおこなってください。
ボイストレーニングにおける正しい筋肉の動き、それぞれの筋肉の場所と役割については、note(一部有料)に投稿しています。
是非そちらもご覧くださいませ。
[ジウコの(裏)ボイストレーニング論:1「ボイスの何を鍛えるの?」]
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
是非他の記事もご覧ください。
また、レッスンのお申込みも随時おこなっております。
オンライサロン[Umi Manati]でも発声のお悩み相談を受け付けております。
詳しくは下記リンクをご覧ください。
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