2019.11.10作詞作曲
A Hard Day’s Nightのイントロのコードは結局何なのか!?

こんにちは。
大阪梅田のボイトレ・ボーカルスクール、クリアボイスミュージックスクールの谷本恒治ことジウコトモニタです。
今回も雑談。
今さらながら「A hard Day’s Night」のイントロのコードは何なのか!?というお話。
55年経っても未だ正解が分からないこの「ジャ~ン」だけのイントロ。
「ええ加減ポール本人に聞けよ!」とミもフタもないことは言わないで、あえて想像を膨らませて楽しもうではないか。
まずは原曲を貼っておきますでふ。
目次
- ○ Gsus4説
- ○ オープンコードでのGsus4説
- ○ 実はそもそも1本ではないという元も子もない話
- ○ なのでジウコはこう結論
- ○ 結論
Gsus4説
絶対違う。断言。
和音の構成も違うし、中にはバレーコードでGsus4を弾いている人もいるけど、解放弦のトーンとバレーコードのトーンはそもそも同じ構成音でも全然鳴り方が違う。
なのでこの説は真っ先に却下。
オープンコードでのGsus4説
うーん、少し近づいたね。でもどっかにAの音が聞こえるよね。
オープンコードでのGsus4は6弦から、G、ミュート、D、G、C、G。
うーん、惜しい。
実はそもそも1本ではないという元も子もない話
実は映像とかで確認すると、ジョン(音源の左チャンネル)はFの4~2弦のF、A、Cを弾いている。
※Fadd9という説が一番多いが、映像でも明らかAを押さえている(Fに対して9thはG、なので3弦は開放なハズ)し、音源を聞いてもやっぱりAの音は聞こえる。
そしてポールは頭がイカレているので(笑)、おそらくDを弾いている。
でも、このDが実は大きな意味がある。
で、ジョージがここでモロにGsus4を弾くと、GとA(4弦の解放と2f)が当たる(不協和音程)ので、ジョージもおそらくAを弾いている。でも鳴ってないような気もする。
なのでジウコはこう結論
ジョンのF、A、C、の「F」の音が、ルートというよりもGの7thを弾いている、という発想。
そしてポールのDのルートは、実はアウトロの伏線であるという発想。(実際、他の曲でもBメロのベースラインを無理やりイントロにあてがったりすることがある)
アウトロはD7で1弦を4th-3rd-4th-3rdと繰り返してフェードアウトしていく。
これをイントロのGsus4にカブせた、と解釈。
なので、D7onG、ポールのDをルートとするならG6(11)onD、えーい、ややこしい!
なので、1本で弾くならジョージのパート。(ジウコの予想)
6弦から
G(3f)
ミュート
D(開放)
A(2f)
C(1f)
G(3f)
っぽくね?
ジョンのパートを単体で弾くとどうしてもF感が強くなる(Gの7thには聞こえない。感覚的に)ので、そしてポールに合わせてルートをDにしてしまうと、それはそれで、音源ではlowGが聞こえてるし違う。
D7/Gで弾いてみた。多分違うけど、ジョンのパートも再現しようと思ったらこうではないかと
結論
いや、改めて聞くと、ジョージは一個目を弾いているような気もするな…絶対違うとか言うといて…
そして二個目が一番違う気がしてきた…
結論、ビートルズは頭がおかしい(最高の褒め言葉のつもり)
変態が4人も集まってしまったバンド、ということで。
そら60年近く経っても愛され続けるわ、と。
「いやいや、こうじゃね?」ってコードがあったら教えてくださいまし。
クリアボイスミュージックスクール
谷本 恒治