2019.10.10ボイトレ
ボイトレスクールの選び方…ボイトレに行くメリットとデメリット

こんにちは。
大阪梅田のボイトレ・ボーカルレッスン、クリアボイスミュージックスクールの谷本恒治ことジウコトモニタです。
今回はボイトレに行くメリットデメリット、そして、自身もボイトレスクールを運営してるクセにボイトレスクールの選び方をご紹介。
ザ・商売っ気ナシ!
生徒さんにも「ほんま、商売っ気ないっすね…」とご指摘を受けます笑
綺麗ごとのようだけど、みんなが自分で納得いくように歌えて気持ちよくなってもらえたら、どこのスクールさんに行ってようが、そこは問題ではないからね。
というワケで選び方など…
目次
- ○ ボイトレスクールの選び方
- ・検索上位に表示されるスクールさん=いいスクールさんというワケではない
- ・最近だったら動画があったりする
- ・実際に行って自分の体で感じる!
- ・選ぶ基準1.アナタの発声の特徴を的確に指摘できるか
- ・選ぶ基準2.短期的な目標と長期的な目標を提示できるか
- ○ ボイトレに行くメリットとデメリット
- ・ボイトレに行くメリット
- ・ボイトレに行くデメリット
- ○ まとめ
ボイトレスクールの選び方
みなさん、ボイトレに行こうかな…と思ったら、「ボイトレ 大阪」や、「ボイトレ 京都」など、お住まいの地域で検索されるかと思います。
するとたくさんスクールさんが出てきます。
さて、どこもかしこも似たような所ばかり。
何を基準に、どこのスクールさんを選べばいいんでしょう?
以下の内容が少しでも参考になれば幸いです。
検索上位に表示されるスクールさん=いいスクールさんというワケではない
決してウチが下位に表示されるから言うワケではなく…
これはSEO対策と言って、アナタが「ボイトレ 大阪」と検索した時に上位に表示されるようにキーワードや、ディスクリプションといって、「ボイトレ 大阪」と検索して、めちゃめちゃ下にウチが出てくるんですが、青字の部分がサイトのタイトル、その下の文章がそれ。
このディスクリプションの文章に「ボイトレ」や「大阪」などのキーワードを盛り込むと検索に引っかかりやすくなる。らしい。。
そして、このSEO対策を商品にしている企業さんとかがあるので、そこにお金を払って上位に表示されるように(これも必ずではない。ウチもやってはいるが…)する方法もあったり。
なので、SEO対策にたくさん費用をかける=そこそこ儲かっている=それだけ生徒さんが多い=いいスクールさん、という考え方はできる。必ずイコールではないので、参考程度に。
最近だったら動画があったりする
「ここのスクール、いいかも…」と思ったら、YouTubeで動画を検索してみることをオススメしまふ。
最近は猫も杓子もYouTubeなので、大抵のスクールさんは動画を上げているかな。
ここで何を見るかっていうと、「人となり」くらい。
というのも、ボイトレ初心者だったら、どのトレーナーさんの考え、アプローチが正しいか分からない(基本的に全員正しい。プロだから)し、自己分析が相当できないとそのアプローチが自分にあっているかも分からない。
なので、「こんな人なんだ」とか、「この人感じ良さそうなだ」とかの基準でいいと思う。
あ、俺、不利!笑
優しいお兄さんだよ…人相は悪いけど、いい人だよ…どうか怖がらないで…
一応、ウチの動画貼っておきまふ。
個人的に気に入ってる(笑いが嫌いな人には拒絶されるかも…)動画
こんな可愛らしいおねいさんもいるよ(今は髪長い…どうでもええか…)
実際に行って自分の体で感じる!
上でも書いたように、そのアプローチがアナタに合っているかは分からない。
(そもそも、どんな人が来ても同じアプローチしかないスクールさんだったら、その時点で違うかも…)
なので、実際に行ってみて、納得できるかどうか。
そこで、判断するポイントをご紹介。
あ、分けようか。。
選ぶ基準1.アナタの発声の特徴を的確に指摘できるか
当然、マッチョな人とガリガリな人に、格闘技を教えるとすれば教え方はまるで違う。
ガリガリな人にはいかに力を使わないか、というアプローチ、マッチョな人にはパワーをいかに有効に使うか、というアプローチ。かもしれない。
同じように、ボイトレでも一人一人発声の特徴は違う。
「今、こういう声の出し方をしていて、ここの力は上手く使えていて、ここの力が少し弱くて…」と細かく分析できる先生を選ぶべき。
でないと、ガリガリの人にも「パワーだ!」と指導すると、ケガの原因になったりする。(もちろんパワーをつけるトレーニングはするだろうけど)
そしてアナタ自身が、自分の現状が分からないと、どこに進んでいいのかも分からなくなる。
今どこにいるかも分からないのに、「天王寺に行きなさい」と言われても分からないのと同じ。
アナタの声の分析も曖昧なままに、「こんな練習をしましょう」というレッスン内容であれば、あまりよろしくないかも。
選ぶ基準2.短期的な目標と長期的な目標を提示できるか
上にも書いたけど、間違ったことを教えるボイトレの先生は100%いない。
けど、アプローチの仕方、教える順番は、やはり長年の経験に基づいた「予測」でしかない。
この「予測」が納得できるものであるかどうか。これが重要な判断基準。
ではどうやって判断するか。
あくまでも僕の場合。
初回のレッスンで発声の特徴を分析。
そして、強化すべき点(ここ伸ばしたらいい感じ、という点)と改善すべき点(上達にあたって、ここが邪魔するな、という点)をあぶり出す。
で、まずは強化すべき点に着手する。
そして「なるほど、確かに良くなったかも」と実感してもらう。
これが短期的な目標。「良くなった」と実感してもらえたら、自主練も含め、それを安定させていく。
そして次。
「今、違いを感じられたでしょ?それは、ここがこうなって…で、それが安定したら、今度はここ(改善点)をやっていくことによってここ(違いを感じた点)がさらにクオリティが上がっていくんだよ」
と、長期的な目標を持ってもらう。
これは自信を持って言えるけど、ここに関しては100人が100人中、強化→改善の順の方が上達が早い!改善→強化、は、モレなく時間がかかる!
ということで、どこを強化、改善するのか、明確に指摘してくれて、今後の目標を明確に提示してくれる先生を選ぶことでふ。
ボイトレに行くメリットとデメリット
では、「よし!ボイトレに行くぞ!」となったとして、メリットとデメリットをご紹介。
デメリットなんて紹介したら、商売あがったりやけど(ウチは元々商売っ気ないんでアレやけど、他のスクールさんすみません)、僕らの目的は(でも案外ボイトレの先生ってみんな熱いから似たような考えだと思うけど)、儲けることではなく、歌が上手くなった!と達成感を持ってもらえる人を増やすこと。
なので、正直にデメリットもあげていきまふ。
ボイトレに行くメリット
そらメリットは、「自分では気づきにくい部分を客観的に見てもらえる」。これに尽きる。
僕も時々昔の師匠にレッスンを受けて、いまだにその度に新しい発見があったり、「あぁ、そうか。。ここが疎かになってたか。。」という気づきがあったりする。
例え三流でも(誰が三流やねん!)、長年やってきててもそうなんで、一般の方はもっと自分のことが分からんと思う。
なので、確実に上手くなりたい人は絶対にボイトレを受けるべき。例え「ちょっとカラオケで歌えたら…」っていう目的でも。
ボイトレの使い方は色々。
・ガッツリ通ってとにかくクセづける
・自由に歌って、時々行って修正してもらう
・忘年会など、必要な時だけチェックしてもらう
などなど。
こういうシステム的な部分もボイトレスクール選びの基準かな。
ちなみにウチは年一でもいい。えへ。
ボイトレに行くデメリット
これは正直ある。
何かと言うと、発声ヲタクになってしまうこと。
何を隠そう、僕がそう。
昔、師匠(上の師匠とはまた別の師匠)に、自分がボイトレの先生になってからライブを見に来てもらったことがあって。
終わってから「どうでした?」と聞いたら、「お前の歌は発声の手本魅せられてるみたいで全然おもんない!」と言われて。
思い当たるフシがありありだったので衝撃でした。
だからこそ、そうならないようにバランス感覚というか、生徒さんの反応を見ながらレッスンを進めてはいるが。
そうやって、歌心がないがしろになり、「発声こそ全て!」みたいになってしまってはいかんので、通うなら適度に通う方がよいかと思われ。
そしてもう一つは、色々知識を詰め込み過ぎてガチガチになってしまうこと。
これは実際、ウチの生徒さんでいた事例。(ここで挙げるのは申し訳ないけど)
「もっと筋肉の仕組みとか詳しく知りたい」という希望だったので、その熱意に応えようと、一つ一つのエクササイズに「これの意図はね…」と細かく解説してた。
その方も自分で色々筋肉のメカニズム的なことを調べまくって研究しまくって。
結果、色々筋肉を気にし過ぎてガチガチになってしまって、元々出せてた高さも出なくなってしまった。
そこで僕が選らんだ方法は、「ボイトレを辞める」ということ。
「一旦レッスンをストップしましょう。で、何も気にせず、歌いたいように歌うだけにしましょう。それで自分が歌いたい歌い方を見つけた、でもここがどうにも上手くいかん、という時にまた再開しましょう」と提案した。
このケースは完全に僕の判断ミスだけど、がむしゃらになり過ぎて目的を見失ってしまうことは意外と少なくはない。
色々知らなかったことを知れたり、今まで感じたことのない声の出し方が出来たり、いいことづくしではあるけど、一番最初の「何故ボイトレに行こうと思ったか」ということは忘れないで欲しい。
まとめ
ということで、これがボイトレ選びのお役に少しでも立てれば幸いです。
興味があったら是非ウチにも。
これを読んでくれたアナタが、今日より明日、明日より明後日と、よりいい歌が歌えていますように。
クリアボイスミュージックスクール
谷本 恒治