2019.03.04ミックスボイストレーニング
ミックスボイスの感覚は裏声から?地声から?
[2020/5/11更新]
ミックスボイスの感覚を掴むには、ヘッドボイス、チェストボイスという発声をしっかりとコントロールできることが重要です。
・ヘッドボイス…輪状甲状筋が優位になり、声帯が薄く伸ばされた状態
この二つの声の感覚をコントロールできることが、ミックスボイスを手に入れるために重要になってきます。
(後程解説していきます)
こんにちは。
ボイストレーニングスクール、クリアボイスミュージックスクールの三流ボイストレーナー谷本恒治ことジウコトモニタです。
誰が三流やねん!
ミックスボイス(ミドルボイス)という発声法をご存じでしょうか?簡単に言うと「裏声くらい楽に出して地声くらい強く鳴らせる」発声法。
これをマスターすれば、ロック、ポップス、ソウル、R&B、なんだってカッチョよく歌えます。
「ある程度練習してきたけど上手くいかんぞ!」という方はchapter1から、「みっくすぼいす??」という方はchapter2からお読みいただければ幸いです。
目次
- ○ chapter 1:地声が強い=裏声の練習だ!が上手くいかなかった理由
- ・ミックスボイス=バランスだから
- ・つまり甲状披裂筋が頑張り過ぎている
- ○ shapter 2:改めてミックスボイスの原理(超初級編)
- ・オトナの階段昇る
- ・つまり、ミックスボイスというのは本来の声とも言える
- ・階段は一歩ずつ
- ○ ミックスという言葉に惑わされないこと
- ・一本の声、と捉える
- ・ボイトレ=ミックスボイス練習
- ○ 最後に
chapter 1:地声が強い=裏声の練習だ!が上手くいかなかった理由
これまで「どうも地声を引っ張ってしまう…」という人に対して、「では、裏声を強化しよう!」というのがセオリーだった(と思う)。
が、「上手く行かんかったぞ!」という人、多いんじゃないかな?
そらそうやろ!
と思うワケですよ。
その超絶当たり前な理由を。
「え?上手く行きましたけど?」という方はスルーで大丈夫でふ。
ミックスボイス=バランスだから
そう。ミックスボイスとは、バランスだから。
何と何のバランスって?
甲状披裂筋と輪状甲状筋
改めて「なんだっけ?」という方は次のチャプターでご理解いただくとして。
そのバランスが悪いのであれば、まずバランスを整えてやることが先決。鍛えるのは後。
つまり甲状披裂筋が頑張り過ぎている
実際に、「じゃあ裏声の練習だ!」と裏声を目一杯練習した結果、ド裏声とド地声の2種類の声が出来上がった。
「で?これがどうやってミックスボイスになるの?」
という人、多いんじゃないかな?
上に書いた通り、そうではなくてバランスが必要なワケだから、地声側を変えてやる、つまり甲状披裂筋が頑張り過ぎているので、少しサボらせる、という方が効率はいい。
綱引きで片方が強い状態で、「じゃあもう一方を強く」とやると綱は切れちゃう、というイメージ。
そこでこんな練習アプローチをご提案↓
shapter 2:改めてミックスボイスの原理(超初級編)
割とchapter 1は中~上級者向けな内容。
「ちょっと待ってちょっと待ってお兄さん!」(懐かしい~)
という方は、改めてミックスボイスとはなんぞや?という解説をお読みくださいませ。
オトナの階段昇る
君はまだ~シンデレラさ~
知らんか。。
声帯の構造上、本来はどこまでが地声、どこからが裏声、という境界線は存在しないのでふ。
声帯を引っ張って伸ばす筋肉(輪状甲状筋:りんじょうこうじょうきんと言います)が頑張り始めると音程が上がっていく。
同時に、スムーズに引っ張られるように(そいつの力に身を委ねるように)声帯の張りを作る筋肉(甲状披裂筋:こうじょうひれつきんと言います)が休んでいく。
つまり、音程が上がるにつれて、徐々に地声君が休んで行く=裏声君が顔を覗かせ始める。
いわば人間みたいなもんですな。
「オギャー!オギャー!」が次の日、「あー、今日から5連勤ダルいわー」にならないでしょ?
徐々に階段を昇ってオトナになっていくのでふ。
つまり、ミックスボイスというのは本来の声とも言える
のでふ。
決して特殊な能力ではなくて、誰にでも備わっているもの。
なので、本来の声帯の姿を作ってやろうぜというだけのこと。
これが上手くいかない人は、もうぼちぼちオトナの仲間入りをしていかないといけないのに、まだコドモっぽい性格でいる、あるいは、まだコドモのクセにオトナぶっている、という状態と言えよう。
階段は一歩ずつ
つまり、ミックスボイスの練習は「鍛える」というものでもない。
「本当の君を見つけよう」というだけのもの。
だから焦っちゃダメ。
階段は一歩ずつ、義務教育を経て、高校に行ってより深く学んで、大学で専門知識を得て社会に飛び出せばいい。
これを中学も卒業していないのに高校に行こうとしたりすると、ホルモンバランスが崩れて上手く成長できない。
うーん、雑な例え。
ミックスという言葉に惑わされないこと
ポイントはミックスという言葉に惑わされないこと。
どうしてもこのIT社会において、言葉だけが独り歩きしている印象。
何度も言うけど、「本来そうなっているもの」だから、そもそも「ミックス」という言葉を気にする必要もないかも。
一本の声、と捉える
なので、どこからどこまでとかいう概念ではなく、一本の繋がった声と捉えるでふ。
地声でもない、裏声でもない、ただの声、という感じ。
こんな感じをイメージして練習してみよう。↓
ボイトレ=ミックスボイス練習
簡単に言ってしまえば、ボイストレーニングというのは、アナタが本来持っている機能をフル活用しましょうというもの。つまり、ボイトレ=ミックスボイスの練習とも言える。
激しいトレーニングがいるものでもない。
「僕(私)にも出来るのかな…」と思ってボイトレをためらっているアナタにも必ずできる。
そして裏声練習でニッチもサッチもいかなかったアナタも、必ずそこから抜け出す方法はある。
「ちょっくら専門家の意見を聞いてみたいな…」と思ったらいつでもお気軽に来てねん。
最後に
簡単に言ってしまえば、ボイストレーニングというのは、アナタが本来持っている機能をフル活用しましょうというもの。つまり、ボイトレ=ミックスボイスの練習とも言える。
激しいトレーニングがいるものでもない。
「僕(私)にも出来るのかな…」と思ってボイトレをためらっているアナタにも必ずできる。
そして裏声練習でニッチもサッチもいかなかったアナタも、必ずそこから抜け出す方法はある。
「ちょっくら専門家の意見を聞いてみたいな…」と思ったらいつでもお気軽に来てねん。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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