2019.02.27Trainer's column
響く声を作る最強の共鳴テクニック!-高音でも伸びのある声に-
声が通らないからって、力任せに出していませんか?
力任せに出すということは、息の量も増え、その分声帯の摩擦も強くなり、喉を痛める、声が枯れる原因になります。
息の量と声の大きさはほとんど関係ないことは科学的にも証明されています。
ここでは、力任せな声の出し方ではなく、ご自身の身体の仕組みを上手く利用して、通る声、響く声、声量のある声を作る方法をご紹介しようと思います。
特殊な訓練が必要なものではなく、コツさえ掴めれば明日にでもスグ使えるテクニックですので、是非最後までお読みください!
ちゃおー。
大阪梅田のボイトレスクール、クリアボイスミュージックスクールのボイストレーナー、Umiです。
私自身も、ボイストレーニングを知る以前は声が通らず、カラオケでも無理やり声を出してすぐに声が枯れていました。
だからこそ、みなさんにも力任せではなく、ストレスなく響く声を出していただきたいと思い、この内容を公開することにしました。
共鳴腔には、咽頭・口腔・鼻腔(正確にはその奥の上咽頭)があり、それぞれ低音、中高音、高音を響かせるのに適した使い方があります。
ですので、咽頭共鳴を得られるエクササイズ、口腔共鳴を得られるエクササイズ、鼻腔(上咽頭)共鳴を得られるエクササイズ、とそれぞれご紹介していこうと思います。
きっとアナタの声が激変すると思います!
目次
声の大きさに関係する共鳴腔とは?
・咽頭腔の役割と響かせ方
・口腔の役割と響かせ方
・鼻腔(上咽頭)の役割と響かせ方
それぞれの練習方法
・咽頭共鳴を感じやすいエクササイズ
・口腔共鳴を感じやすいエクササイズ
・鼻腔(上咽頭)共鳴を感じやすいエクササイズ
まとめ
声の大きさに関係する共鳴腔とは?
冒頭にも書きましたが、息の量、声帯の閉鎖の強さと声量はほとんど関係ありません。
「共鳴」を意識して適切に体を使えるようにしましょう。
・咽頭腔の役割と響かせ方
咽頭腔は、声帯から舌の付け根あたりまで、喉の奥の空間のことを言います。
この咽頭部分で、低音の響きが得られます。
目安としては喉仏の位置です。
喉仏を下げて発声すると、太い声になりますし、逆に喉仏を上げて発声すると、「大丈夫だぁ~」という感じの声になります。
あくびをすると喉の奥が開きますよね?
そのまま発声してみましょう。
いつもより太い声が出ませんでしたか?
・口腔の役割と響かせ方
口腔は、口の中全体のことを言います。
ここでは、中~やや高音域が大きくなる空間です。
オペラ歌手が口を大きく開けて歌うのはそのためですね。
口腔が響いている感覚が一番分かりやすいのは、フクロウさんの物真似ですね。
口の中を大きく開いて、裏声で、「ホー、ホー、」とフクロウさんの物真似をしてみてください。
口の中がブワ~ンと響いた感覚が得られたと思います。
・鼻腔の役割と響かせ方
鼻腔は、鼻の奥の方(前の方を意識すると息漏れに繋がるので)の空間です。
鼻腔では、口腔よりもさらに高音域が響きやすい空間です。
響きが分かりやすいのはハミングですね。
口を閉じて、「ンー」と発声してみましょう。
これは個人差がありますが、鼻の骨、頬の骨、上の前歯辺りが振動する感覚があるかと思います。
それぞれの練習方法
ボイストレーニングというのは、様々な目的や狙いがあって行うのですが、ここでは、比較的共鳴腔を感じやすい発音をご紹介したいと思います。
・咽頭共鳴を感じやすいエクササイズ
喉の奥の方を意識して、しっかりと「オ」の母音を作ることがポイントです。
男性なら9:37辺り、女性なら17:15辺りの「ゴウ」という発音です。
・口腔共鳴を感じやすいエクササイズ
しっかりと口の中を開けて練習します。ゆで卵をほうばっているようなイメージで行ってください。
男性なら7:29辺り、女性なら15:51辺りです。
・鼻腔共鳴を感じやすいエクササイズ
m、n、といった発音をいかにしっかりと作るかがポイントです。
男性なら7:25辺り、女性なら15:39辺りです。
ただ、ハミングに関しては、意外と失敗している人をよく見かけます。
失敗すると、閉鎖が強くなりすぎたり、息が詰まったような声になってしまうので注意してください。
[関連記事:正しいハミングの方法について触れています]
まとめ
こちらでご紹介したエクササイズはほんの一部ですが、他にもそれぞれ生徒さん個別にエクササイズを提案した動画がありますので、アナタに合った練習法、共鳴を感じやすいエクササイズをチョイスして練習してみてくださいね!
声の大きさは、声帯から上の空間によって決まります。
しっかりと共鳴を意識し、効率よく通る声、響く声が出せるように練習してみてください!
上手く行かない部分、もう一度上の内容に戻って繰り返し練習してみてください!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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また、YouTube、Twitterでも歌い方、発声の解説やってますんで、是非そちらも覗いてみてくださいね。
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